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2017.10.16

エチオピアのマスカル祭

エチオピアのマスカル祭は、エチオピア暦のマスカラム17日(グレゴリウス暦の9月27日、うるう年は9月28日)に行われる宗教的・文化的なフェスティバルです。また、このマスカル祭は、2013年にユネスコの世界無形文化遺産に登録されたフェスティバルでもあります。

「マスカル」とはエチオピアの公用語のアムハラ語で「十字架」を意味し、マスカル祭は「真実のクロス/十字架を発見した日」と言い換えられます。

キリストが磔刑になった十字架(=真実のクロス/十字架)はゴルゴダの丘に埋められましたが、その場所は後世には伝わっていませんでした。4世紀に、ローマ帝国のコンスタンティヌス1世の母・聖エレナが、イェルサレムへの巡礼の旅の際に、このキリストが磔刑になった十字架を見つけたと言われています。この真実のクロス/十字架の発見をお祝いするのがマスカル祭です。

エチオピアでは、マスカル祭の前日のエチオピア歴でマスカラム16日(グレゴリウス暦で9月26日、うるう年は9月27日)に、各都市や村の大きな広場に設けられた「デメラ」と呼ばれる円錐状に木の枝の束を積み上げたものの周りに集まって、教会のお説教を聞き、最後に「デメラ」火をつけて燃やします。「デメラ」を燃やすのは、聖エレナが真実のクロス/十字架を発見する前に、『お香を焚くと、その煙が真実のクロス/十字架が埋まっている場所を指し示し、真実のクロス/十字架を発見する』というお告げの夢を見たことに由来するそうです。また、広場に集まる際、人々は白地に刺繍の入ったエチオピアの伝統衣装を着ていることが多く、大変美しいです。

マスカル祭は、もともとキリスト教の宗教的なお祭りなのですが、この時期は、仕事の都合などで普段は離れている家族が集う時期ともされています。マスカル祭では、女性はエチオピアの伝統的な食事を作り、男性は牛を屠殺します。このようなエチオピアの伝統が、親から子へと受け継がれるタイミングともなっています。また、マスカル祭までに人々の間の紛争は、長老によって解決されます。マスカル祭に合わせて結婚式を行ったり、マスカル祭に伴う舞踊で将来の結婚相手を見つけたりするそうです。このように、マスカル祭は宗教的な側面のみならず、文化的な側面も持っています。

参考URL(英分)
https://ich.unesco.org/en/RL/commemoration-feast-of-the-finding-of-the-true-holy-cross-of-christ-00858

DTACエチオピア観光情報局
レポーター 鈴川 雅未

*この記事に含まれる情報の日時、場所、料金、内容などは予告なく変わる事があります。ご訪問の際は、公式サイト、現地手配会社、旅行代理店などを通じて事前に必ず再確認をお願いします。

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    (c)DTAC観光情報局 M.Suzukawa
    南部諸民族州アワサ市
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    エチオピアのマスカル祭
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    エチオピアのマスカル祭

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