旅の基本情報 安全で快適な旅のために
習慣とマナー
- 基本マナー
- 日常生活において、タンザニア固有の特筆すべきルールやマナーはありませんが、タンザニアの人々は深い文化と伝統的な価値をもった慎み深い国民ですので、慎み深く敬意を表わすような服装を心がけましょう。ビーチ、その他の公共の場でもトップレスやヌードは許されていません。
治安と政治
- ダルエスサラームやアルーシャなどでは外国人観光客を狙った犯罪が報告されています。昼夜問わず、街歩きの際にはご注意ください。ブルンジ、コンゴ民主共和国及びルワンダとの国境付近の治安情勢は流動的で、特にブルンジとの国境付近は不安定な状況です。また、東アフリカ地域ではたびたびテロ攻撃の脅威が指摘されており、タンザニア当局も警戒を続けています。最新の治安・テロ情報など情報収集を心掛け、周囲の状況に気を配り、十分注意してください。
外務省は2016年7月現在、下記の危険情報を出しています。(外務省 海外安全ページ:タンザニアより)
1. ブルンジとの国境付近:「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」
2. インド洋沿岸部(ザンジバル含む)、タンガニーカ湖岸付近及びブルンジ、ルワンダとの国境付近:「レベル1:十分注意してください。」
3. アルーシャ州及びムトワラ州(インド洋沿岸部を除く):「レベル1:十分注意してください。」
衛生
- 飲料水とシャワー
- 生水は飲料に適していませんので、飲料には市販のミネラルウォーターを買い求めましょう。また、ホテルではお湯が出ますが、一部の安宿ではお湯の出る時間帯が限定されている場合があります。
- トイレ
- トイレに紙がないことがあります。トイレットペーパーは現地でも調達できますが、日本からポケット・ティッシュなどを準備しておくと良いでしょう。
病気・ケガ・病院
- 気をつけたいこと
- タンザニアはマラリア感染のリスクがある地域です。マラリアの治療薬を購入・携帯し、帰国後に高熱が出た際は速やかに医療機関を訪ね、マラリア感染の可能性があることを医師に告げることをお勧めします。
国際ワクチン証明書の提示は必要ありませんが、黄熱病の汚染地域に滞在または通過後6日以内に入国する場合、予防接種証明書(イエローカード)の提示が求められる場合があります。そうした地域に滞在する予定がある場合は、黄熱病の予防注射とマラリアの予防薬服用が望ましいでしょう。 - 道路
- 幹線道路は舗装されていますが、支線は未舗装路が多いため移動には時間がかかります。
- 交通事故
- 交通事故が頻発しています。自動車の往来には十分にご注意下さい。
急激な中古車の増加により十分整備の整わない車が走り回っていたり、道路の整備が追いつかないなどの理由によって、交通事故が急増しています。市内の乗り合いバスは定員以上に人が乗り込み、また整備も悪いこともあってブレーキがきかず多くの事故を起こしています。また最近はバジャジと呼ばれる小型3輪タクシーによる事故が急増しています。適切な救命施設もないために、日本では助かる程度の外傷であっても、死に至る可能性がありますので十分注意して下さい。 - 病院事情
- 日本と同質・同密度の医療設備は期待できませんが、ダルエスサラームには複数の私立病院があります。ダルエスサラームを離れると高度医療を受けることは困難です。また、海外旅行保険への加入をお勧めします。
現地での医療機関の情報などは、外務省・在外公館医務官情報サイトへ