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カンボジア基礎知識

カンボジア国旗

国の花
国の花:マツリカ

国の概略

国名 カンボジア王国 Kingdom of Cambodia
首都 プノンペン
人口

1,470万人(2013年 / 政府統計)

政体 立憲君主制
民族 人口の9割はクメール族(カンボジア人)。ほか、チャム族、ベトナム人、華僑、その他民族などから構成されます。
自然・地理 面積はおよそ18万平方キロで、日本の半分くらい、北海道の倍くらいです。ベトナム、ラオス、タイの3国と国境を接します。南はタイランド湾に接し、あとの3方は標高400メートルから1500メートルという低い山地や山脈に囲まれ、中心部は盆地のように平らで低い地形をなしています。国土の多くを森林が覆い、耕作面積は20%程度。全長4200キロ(うちカンボジア国内は500キロ弱)の雄大なメコン川、そして雨季には1万平方キロにまで大きくなり、乾季には半分以下に縮小する広大な湖・トンレサップ湖が穀倉地帯に水を供給しています。

文化・宗教・言語

芸能
  • 一時は東南アジア一帯を制圧したクメールの王朝は、アンコール遺跡のレリーフからも見て取れるように豊かな伝統文化を育んでいました。ですがその文化・芸能はポル・ポト時代に「思想を毒する」として排除され、技術の伝承に必要な資料や人材をたくさん失ったと言われます。現在、残っている技術者たちを中心に、芸能文化を受け継ぐ努力が続けられています。
  • 舞踊9世紀ごろ生まれたクメールの古典舞踊。かつては王宮だけで演じられ、天女(アプサラ)の生まれ変わりとされた踊り子たちは、神の化身である王のために踊りを捧げました。15世紀にシャムによって攻め落とされ、舞踊は衰退しますが、捕虜となった技術者たちがタイに伝えた舞踊はアユタヤ朝のもとで脈々と受け継がれ、それが逆にカンボジアに伝わり、今に至っています。内乱の時期に舞踊も消滅の危機に瀕しましたが、生き残った宮廷舞踊家たちが子供達に教えています。指の動きひとつで感情や風景を表現する宮廷舞踊はカンボジアの奥深い文化を感じさせます。この王宮古典舞踊は2008年にユネスコの世界無形文化遺産に登録されました。
    演目は、伝説や叙事詩に題材をとったものが多く、なかでも古代インドから伝える「ラーマヤーナ」「マハーバーラタ」が代表格。前者はラーマ王子がサルのハヌマーンらに助けられながら妻を助ける冒険活劇で、後者はパーンダヴァ族とカウラヴァ族の世界を二分する戦いの叙事詩。アンコール遺跡にもレリーフが残る名高い物語です。古典舞踊には他にも恋物語などさまざまな演目があり、ダンサーはしなる指や腰ですべての感情をゆったりと表現していきます。
    なお、庶民に伝わる踊りや音楽もあります。民謡や盆踊りのような、地方色豊かな娯楽です。
    現在プノンペンやシェムリアップでは、レストランやホテルなどでこういった踊りが披露される機会も多くなってきました。しかしアプサラの踊りをまかされるトップダンサーは、まだまだほんのひと握りにすぎません。

    舞踊
    (c)ASEAN-Japan Centre


  • 音楽古典舞踊と一緒に神に捧げる供物の意味を持っていた、古代の音楽。琴や太鼓、笛などの楽器はアンコール遺跡のレリーフにも残されています。
    最も古い音楽は、インドの影響下、琴や笛、太鼓などが多く用いられました。アンコール王朝時代は華麗な音楽文化が花開き、宮廷舞踊とともに王宮を彩ります。タイのアユタヤ王朝によって1432年に占領されたのちは、多くの踊り子や音楽家たちは捕虜としてタイに連れ去られ、アユタヤの王宮で今に伝わるタイ舞踊の中心的存在になったと言われています。タイで発展した音楽文化は、やがてカンボジアに再輸入され、独自の音楽や舞踊を育んでいきました。
    古典音楽が演奏される場合、その場面によって2種類の編成が組まれます。1つは「ピン・ペアト」。宗教儀式などのときに使われるもので、弦楽器は使わず、木琴やコーン(壺型のゴングを組み合わせた打楽器)などの打楽器が中心となります。もうひとつは「モホリ」。結婚式などのイベントでも使われる編成で、打楽器、弦楽器、リズム楽器などで編成されるにぎやかなものです。
  • 影絵 白い幕の裏側に明かりを置き、水牛などの皮で細工された人形を使って演じる影絵。語り手は人形の動きや音楽に合わせて、台本に従いながらもアドリブを効かせながらお話を語ります。1メートルくらいの大きな人形を使うものから、30センチ程度の人形まで種類はさまざま。題材はやはりラーマヤーナなどの説話からとったものが多く、結婚式やお祭りなどに上演される庶民の娯楽として古くから親しまれてきました。クメールの影絵劇は2008年にユネスコの世界無形文化遺産に登録されました。

    影絵
    (c)ASEAN-Japan Centre


工芸
  • 民族衣装 特徴的なのは、クロマーと呼ばれるギンガムチェックの布。どこに行っても見かけます。首に巻いてスカーフに、頭に巻いて帽子代わりに、水浴びのときのタオル代わりにと万能。普段使いにはコットンのものを、よそいきにはシルクを使い、おみやげとしても人気。
    都市部では洋装の人が増えましたが、地方では、ブラウスやシャツにサロン(腰布)という民族衣装姿の人もまだまだ多いです。改まった席では、女性はサンポットという絹の巻きスカートを着用します。男性は祭礼時には上質の織物を腰に巻き、銀の飾りでとめてズボンを履いたような装いで臨むのが伝統スタイル。
    サンポットに多く使われる絹の絣は大変美しいもので、柄も独自のものが多くおみやげにもおすすめです。市場などで購入できますが、織りにむらがない上質なものを選びましょう。
    なお、こういった織物の技術もポル・ポト時代にその多くが失われました。現在、残された数少ない職人の知恵や昔の布を参考にしながら復興作業がすすめられています。
  • 工芸品 アンコール遺跡に無数に刻まれる生き生きとしたレリーフ群。彫刻は王室の庇護を受け、古来より優れた職人たちが育んできたカンボジアの重要な工芸でした。やはりポル・ポト時代に多くの技術が失われましたが、木彫りの仏像や銀細工師たちは今も伝統の技を伝えようと努力しています。

  • お土産にもなる工芸品シェムリアップにはセントラルマーケットのような市場をはじめ、おしゃれなショップが集まるナイトマーケット、外国人が手がけるセレクトショップなど工芸品を買えるお店が年々増えてきています。
    人形
    影絵人形のミニチュアは手頃な価格で売られています。
    シルク製品
    民族衣装・サンボットのための絹絣は、ブラウスやシャツなどにも加工され販売されています。オーダーメードも可。ポーチやバッグなどの小物も増えてきています。

    シルク製品
    (c)ASEAN-Japan Centre


  • クロマー
    ギンガムチェックのスカーフ、クロマーは最もカンボジアらしいお土産。シルクからコットンまで素材はバラエティに富み、色合いも豊かです。
    銀細工
    シルバーのブレスレットやピアスなどが手頃な価格で入手できます。
    ハーブやアロマグッズ
    香り高いハーブを使った石けんやキャンドルなど、パッケージはまだまだ工夫の余地ありですが、質の高いものが買えます。
  • ほかのおすすめのお土産 コショウやカルダモンといったスパイス類はカンボジアの特産品。いずれも日本よりは安く、セットでお土産用にパッケージされて販売されているものもあります。ハチミツも人気。
主な宗教
仏教(イスラム教やカトリック教徒も)
言語
公用語はクメール語。ただしフランス植民地だったという影響でフランス語を解する人も多く、また旅行やビジネスシーンでは英語も多くの場面で通じます。タイ語、ベトナム語、中国語など近隣国の言葉を話す人も多いです。
  • カンボジア語のあいさつ
  • こんにちは:チョムリアプ スーア
  • ありがとう:オークン
  • さようなら(また会いましょう):チョムリアプ リーア
  • はい:バー(男性) チャー(女性)
  • いいえ:テー
  • おいしかったです(ごちそうさま):チュガン

経済状況

経済状況 [データ]一人当たりの国内総生産(GDP)は1,081アメリカドル、物価上昇率3.9%(2014年推定値/IMF)。
[概要]2004年から2007年の間は10%を超える高い経済成長を記録し、世界同時不況の影響を受けて一度は落ち込んだものの、2011年以降は7.0%を超える成長を続けています。堅調な縫製品などの輸出品、観光客及び海外直接投資の順調な増加により、今後も安定した経済成長が見込まれています。※参考資料/外務省HP・各国地域情勢2016年1月
ビジネス環境 貿易額は海外への輸出が107億アメリカドル、輸入が225億アメリカドル。主要貿易品目は、輸出が衣類、印刷物など、輸入が織物、機械など。主要貿易相手国は輸出が香港、米国、シンガポール。輸入が中国、タイ、香港(2014年/カンボジア経済財政省資料)。
日本との関係 [対日貿易]日本への輸出が約7.7億円、輸入が約2.5億円。主要品目は輸出が衣類及び付属品など、輸入が車両、機械など(2014年/ワールドトレードアトラス)。
[日本の経済協力]カンボジアの主要援助国1位は日本、2位は豪州、3位は米国(2013年推定値/出典CDC、CRDB)。援助実績は2013年までの累計で(1)有償資金協力は約516億円、(2)無償資金協力は約1,632億円、(3)技術協力は約713億円。※参考資料2016年1月/外務省HP・各国地域情勢
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