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2017.06.08

キューバの離島に、“超弩級の廃墟遺産”があった!

キューバは本島の周辺には数多く離島が点在しており、その中で最も大きな島が、ハバナの南方、約100kmのカリブ海に浮かぶ、青年の島(Isla de la Juventud)です。
この島はかつて松の木が多いことからピノス島とか、海賊の拠点だったことから宝島とも呼ばれていました。一説にはロバート・ルイス・スティーヴンソンの『宝島』やジェームス・マシュー・バリーの『ピーターパン』は、青年の島をモチーフにしたと伝わっています。

このロマン溢れる島に、とてつもなく不気味な遺跡が残っています。それはパノプティコン(または、パンオプティコン、一望監視式刑務所)の典型と言われる、プレシディオ・モデーロ刑務所跡なのです。
かなり廃墟度合が進んでいるとは言え、往時が彷彿できる状況を、かろうじて保っています。中央の食事棟を囲むカタチで、5階建て4棟の収監棟が点在。各階にドアのない2畳程の93の独房が、設置されています。現地の人の説明では1棟当たり最大で930名が詰め込まれていたそうです。
創建は1931年、映画ロケ地としても知られる、米国イリノイ州のジュリエット刑務所を模して造られたと言われています(現在のジュリエット刑務所跡には、バノプティコン様式が残ってないようです)。おそらく、これだけの規模のパノプティコン式が残存するのは、世界広しと謂えども、この刑務所跡のみでしょう。
第2次世界大戦中には、日系キューバ移民350名が投獄され、内9人が獄死。サンティアゴ・デ・クーバのモンカダ兵営襲撃に失敗したフェデル・カストロは、1953年から55年まで、ここに収監されていました。ちなみに、恩赦でこの刑務所から釈放されたフィデルは、その後、メキシコへ亡命し、そこで知り合ったチェ・ゲバラらと供に、キューバ革命へと突き進んで行くのです。

もし世界奇怪遺産なるものが存在するなら、プレシディオ・モデーロ刑務所跡は、まさに第1級の廃墟だと断言できるでしょう。
青年の島へのアクセスは、ハバナのホセ・マルティ空港第1ターミナルからクバ航空が1日2往復、本島のスルヒデーロ・デ・バタバノから水中翼船が1日1便就航しています。プレシディオ・モデーロ刑務所跡へは、青年の島のラファエル・カブレラ空港、または水中翼船が着岸するヌエバ・ヘローナから、タクシーで15分程度です。

リポーター:池上 和徳(DTACキューバ観光情報局長)

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    DTACキューバ観光情報局
    モデーロ刑務所跡
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    監視塔から一望できる独房
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    DTACキューバ観光情報局
    囚人が1テーブル2名掛けで食事

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  • DTACキューバ観光情報局長 池上和徳(Kazunori Ikegami)
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