【リファラル実施のモチベーション実態調査】紹介される際、最も影響力が多いのは友人。一方最も影響力が低いのは意外にも…?|CORNER

アンケート調査データ

  • アンケート調査名リファラル実施のモチベーション実態調査
  • アンケート調査日2024/7/25
  • アンケート調査媒体Webアンケート調査
  • アンケート調査実施企業株式会社コーナー
  • アンケート調査方法Webアンケート調査
  • アンケート調査対象者20代〜50代の正社員として働く方
  • アンケート調査人数309人
  • アンケート調査設問数空欄問
  • 配信日2024年10月17日 15時30分

アンケート調査の概要

株式会社コーナーが実施した「リファラル実施のモチベーション実態調査」は、主に20代から50代の正社員を対象としており、調査期間は2024年7月25日から26日、調査方法はWebアンケートによるものです。総計で10,000件の事前調査を実施し、その中から309件の有効回答が得られました。この調査は、友人や知人を通じた紹介(リファラル)による人材採用の現状とその効果を探ることを目的としています。特に、リファラルがどのように働きかけ、どのような要因が影響しているのかを解析しています。調査の主な焦点は、リファラルが転職意欲や実際の転職決定にどの程度寄与しているのか、紹介者の意向や動機、さらにはリファラルの際のモチベーションに関する要因です。

アンケート調査の結果

この調査の主な結果として、友人や知人へのリファラル経験があると回答した人は約20%である一方、約80%の人がリファラル経験がないとしています。このことから、リファラルの使用頻度はあまり高くないことがわかります。また、実際にリファラルによって転職した人のうち、38.4%は友人や知人からの紹介によるものであることも興味深い点です。リファラルにおける影響力については、友人からの紹介が最も高く、次に元同僚や元上司が続く形となっています。特に友人からのリファラルは、その信頼性の高さや転職者の価値観に対する深い理解が影響していると考えられます。

リファラルをためらう理由については、「紹介責任を持ちたくない」が46.1%、次いで「給与・昇給が良くない」が38.2%という結果が示されており、リファラルには一定のリスクが伴うことがこの調査から明らかになりました。また、リファラル促進のインセンティブとしては、1万から5万円未満を希望する回答が最も多く、逆に約24.1%の人は報酬がなくてもリファラルを行う意向があると答えています。さらに、職場の人間関係が良好であることは、リファラルしたい理由として最も多く挙げられており、業務内容や給与に並ぶ重要な要素であることが確認されました。

アンケート調査の活用法

この調査結果は、企業のリファラル採用戦略を考える上で非常に有用な情報を提供します。まず、企業は友人や同僚など信頼関係が築けている人々からのリファラルを重視し、そのインセンティブを適切に設定する必要があります。具体的には、リファラルを促進するための報酬を1万円から5万円に設定することが効果的であり、特に職場環境の改善に注力することで、リファラル意欲を高めることができるでしょう。

次に、リファラルする側のモチベーションを高めるためには、紹介しやすい職場環境を整えることが大切です。調査結果からも、良好な人間関係がリファラルの動機として非常に重要であることが示唆されています。企業は、社内コミュニケーションやチームビルディングの取り組みを強化し、信頼できる職場環境を築くことで、従業員が安心して他者を紹介できる状況を作り出すことが求められます。

さらに、リファラルをためらう理由の一つである「紹介責任を持ちたくない」との意識に対しては、企業側が紹介者の責任を軽減するための仕組みを構築する必要があります。たとえば、紹介者が推薦した候補者が不採用となった場合の負担を軽減するポリシーを導入したり、紹介者の意見を考慮する機会を増やすことで、従業員の心理的負担を減らすことができるでしょう。

以上のように、リファラルの実態調査結果は、単なるデータにとどまらず、実際のビジネス現場においてどのように活用するかを考えるための指針となるものです。企業はこの調査を基に、自社の人材採用戦略を再評価し、より効果的なリファラルの仕組みを構築することで、大きな利益を得ることができるでしょう。

アンケート調査のプレスリリース本文はこちら
出典 PR TIMES

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