アンケート調査データ
- アンケート調査日2024/9/13
- アンケート調査媒体インターネット
- アンケート調査実施企業株式会社学情
- アンケート調査方法Web上でのアンケート調査
- アンケート調査対象者2026年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生
- アンケート調査人数224人
- 配信日2024年10月7日 10時00分
アンケート調査の概要
株式会社学情は、2024年9月13日から2024年9月24日の期間にわたり、2026年3月卒業予定の大学生・大学院生を対象にインターネットを用いたアンケート調査を実施しました。この調査の目的は、インターンシップおよびオープン・カンパニーの参加形式に関する学生の意見や満足度を把握することです。特に、最近の就職活動において増加傾向にあるオンラインでの参加について、リアル開催との比較を通じて、その効果や学生のニーズを調査しています。
調査対象は「あさがくナビ2026」というダイレクトリクルーティングサイトにアクセスした学生で、合計224件の有効回答が得られました。この調査を通じて、学生がどのような参加形式を好むのか、またそれぞれの形式における満足度はどのようになっているのかを明らかにすることが目的です。
アンケート調査の結果
この調査の結果、以下のような興味深いデータが得られました。
-
参加形式の経験: 参加者の58.1%が「リアルとオンライン両方の参加を経験している」と回答し、リモート参加が行われている中でもリアルイベントの経験が多いことが示されました。次いで、23.4%が「リアルで参加」、18.5%が「オンラインで参加」と答えています。このデータは、学生が両方の形式に関心を持ち、さまざまな参加方式を検討していることを示しています。
-
満足度の比較: 特に注目すべきは、インターンシップやオープン・カンパニーにおける満足度です。「オンライン」より「リアル」で参加したプログラムに対して高い満足度が寄せられたことがわかりました。具体的には、58.3%の学生が「リアル」で参加したプログラムの方が満足度が高いと de の評価をした一方で、「どちらかと言えばリアル」という回答も29.2%に上りました。この結果を合わせると、実に90%近い学生が「リアル」での参加を好んでいることになります。
-
学生の声: 調査に参加した学生からは、「リアルのほうが、企業の雰囲気が分かりやすい」「リアル開催のプログラムのほうが質問しやすく、グループワークなども円滑に行えた」「リアルで参加したほうが、参加した学生同士で話しやすい」といった意見が多く寄せられました。これにより、学生は対面でのコミュニケーションや交流を重視している傾向が浮き彫りになりました。
アンケート調査の活用法
このアンケート調査の結果は、ビジネスマンや法人経営者、マーケティング担当者にとって、今後のインターンシップやリクルーティング戦略を考える上で非常に有益な情報を提供します。以下のような活用法が考えられます。
-
リクルーティング戦略の見直し: 多くの学生がリアル開催のインターンシップを好んでいることがわかったため、企業はリモート中心の採用活動から、リアルイベントを重視する方針に転換することが重要です。具体的には、オープン・カンパニーの開催や、参加企業との対話を通じてくつろげるような環境を整えるなど、学生が積極的に参加したくなる施策を考えるべきです。
-
ブランディングと企業文化の発信: 学生からの「企業の雰囲気が分かりやすい」という声を受け、企業は自社のカルチャーや価値観をリアルイベントを通して示す機会を増やすことが求められます。リアルイベントでの対話を通じて、企業の強みやユニークな取り組みをアピールすることで、学生エンゲージメントを向上させることができるでしょう。
-
フィードバックの収集: アンケート調査の結果を基に、企業は自身のインターンシッププログラムに対するフィードバックを受け取り、改良を行うことができます。満足度を向上させるために何が必要かを整理し、次回のプログラムに活かすことが推奨されます。たとえば、学生同士の交流を促進するグループワークやQ&Aセッションを設けることが考えられます。
-
次世代リーダーの育成: 現在の大学生たちは、将来の労働市場でのリーダーとなる可能性があります。彼らのニーズや意見を反映させることで、企業は自社に専念した優秀な人材を獲得できるチャンスが広がります。学生が希望する形でのインターンシップを提供することで、企業の信頼感やブランド価値を高めることが期待できます。
このように、本調査の結果は法人経営者やマーケティング担当者にとって、今後の戦略策定や施策実施において非常に価値ある情報源となります。学生の声に耳を傾け、彼らに合ったインターンシッププログラムを開発することが、企業の競争力を高める一助となるでしょう。
出典 PR TIMES