アンケート調査データ
- アンケート調査日2024/9/10
- アンケート調査媒体『ルナルナ』のジュニアモード
- アンケート調査実施企業株式会社エムティーアイ
- アンケート調査対象者9~15歳の女性
- アンケート調査人数5013人
- 配信日2024年10月10日 13時03分
アンケート調査の概要
株式会社エムティーアイが提供する健康情報サービス『ルナルナ』は、2024年9月10日から9月17日にかけて、同サービスの「ジュニアモード」を利用する10歳から15歳の女性5,013名を対象に、親に自身の生理について知っておいてほしいかどうかを問うアンケートを実施しました。調査の目的は、母娘間のコミュニケーションの促進を狙った新機能「親子間データ共有機能」の導入に関連して、利用者の意識やニーズを把握し、その機能の活用に向けた適切な情報提供やサポートを行うことでした。
「ジュニアモード」は、小学生・中学生を対象に初潮の予測や生理周期の管理をサポートする機能を持ち、今回新たに追加された「親子間データ共有機能」は、ユーザーが自らの生理に関するデータを希望する場合に保護者と共有できる機能です。この機能を通じて、保護者は子どもの体調や生理に関する変化を事前に把握し、適切なサポートを提供できるようになります。
アンケート調査の結果
調査の結果、約5割の回答者が「親に自身の生理について知ってほしい」と考えていることが明らかになりました。「とても知ってほしい」と回答した割合は18.5%、さらに「どちらかというと知ってほしい」との回答を合わせると、51.2%に達します。特に、12歳以下の初潮前後の年齢群では、「とても知ってほしい」が24.3%、「どちらかというと知ってほしい」が35.4%で、合計で約6割が親との情報共有を希望している結果となっています。知ってほしい理由として、最も多いのは「生理用品の準備などで必要だから」でした。そのほか、「知ってもらえると安心する」という点や、「家族に体調管理をサポートしてもらえるから」という意見も寄せられました。
一方、「知らないでほしい」と考える子どももおり、その割合は約20%に達しました。特に「プライベートなことだから」という理由が35.6%で最も多く、次いで「恥ずかしいから」が30.9%、最後に「何となく」という理由が30.3%と続きます。このように、プライバシーの保護や恥ずかしさを感じる理由から、親と情報を共有したくないと考える子どもたちも存在し、安心して利用できる環境の整備が求められることが示唆されました。
アンケート調査の活用法
このアンケートの結果は、今後の「親子間データ共有機能」の向上に向けた貴重なデータとして活用されます。54%以上の利用者が親に自身の生理について知ってほしいと考えていることから、機能の拡充や使い方に関する教育をさらに推進する必要があります。具体的には、以下のような活用法が考えられます。
まず、保護者向けの啓発活動や教育プログラムが重要です。保護者が子どもの心身の変化を理解し、コミュニケーションをしやすくするための情報提供を強化することが求められます。また、ジュニアモードの利用者が意見を出せるプラットフォームを設け、親子間のデータ共有がより良いコミュニケーションのきっかけとなるようにサポートします。
次に、経血量や生理痛の記録について保護者が予測したり、事前にアドバイスを提供できる機能を強化します。特に、初潮後の不安定な周期や体調変化への的確なアドバイスを提供することで、多くの子どもたちが安心して生理を迎えられるようになります。
また、個々のケースに対するサポートも重視することで、個性に応じたアプローチが可能になると考えられます。データに基づくアドバイスやコラムが役立ち、保護者と共に体調を管理する手助けとなるでしょう。
さらに、プライバシー保護を重視した機能設定が不可欠です。利用者が設定を自由に変更できるようにすることで、安心感を提供し、情報共有への抵抗感を減少させることが期待されます。
最後に、集めたデータをもとに女性の健康に関する啓発活動や研究に活用することも考えられます。利用者の意見を反映した機能の改善だけでなく、将来的にはこのデータを用いて健康に関する知識や情報を社会全体へ広める活動へとつなげることも可能です。
今後も『ルナルナ』は、ユーザーの声を重視しながら、より良いサービスを提供していくことを目指します。
出典 PR TIMES