卵は、日本人にとって欠かせない存在 「たまご白書 2024」を公表

アンケート調査データ

  • アンケート調査名たまご白書 2024
  • アンケート調査日2024/8/2
  • アンケート調査媒体WEBアンケート
  • アンケート調査実施企業キユーピー株式会社
  • アンケート調査方法WEBアンケート調査
  • アンケート調査対象者全国20~69歳の男女
  • アンケート調査人数2060人
  • アンケート調査設問数5問
  • 配信日2024年10月30日 10時00分

アンケート調査の概要

「たまご白書 2024」は、キユーピー株式会社とそのグループ会社であるキユーピータマゴ株式会社が実施した、卵に関する意識やトレンドを分析するための調査です。この調査は2017年から毎年行われており、日本における卵の消費状況や好意度、調理法などを詳細に把握する目的を持っています。調査は2024年8月2日から4日の間にWEBアンケートを通じて実施され、対象は全国の20歳から69歳の男女計2,060人です。調査結果は、地域や年齢層を考慮したウエイトバック集計によって、実際の市場ボリュームに基づいています。

調査内容は大きく5つの章に分かれており、具体的には卵の購入・使用実態と好意度、卵を使った料理やスイーツの喫食実態、卵に関する認知や意識、健康・栄養に対する意識、さらには卵好きな人々の属性を探る内容が含まれています。調査の目的は、卵が日本人の食生活においてどのような位置を占めているのかを明らかにし、その結果を企業のマーケティング戦略や商品開発に役立てることです。

アンケート調査の結果

「たまご白書 2024」の調査結果によれば、卵の消費量は減少しているものの、日本人の86.1%が「卵が好き」と回答しており、前年よりも好意度が0.5ポイント増加していることが確認されました。この結果から、日本人は依然として卵を愛する食材として位置づけており、調理法や食べ方にも変わらぬ関心を持っていることが示されています。

また、好きな卵料理の1位は6年連続で「目玉焼き」が選ばれ、62.4%の人が好みのスイーツとして「プリン」を挙げました。これにより、卵料理の中でも特に家庭料理とスイーツでの人気が高いことが確認され、卵製品を利用した料理の多様性が伺えます。

調査では「卵が好きな理由」についても聞かれ、「おいしい」が最も多い回答として65%を占めました。この結果は、卵が単なる栄養源ではなく、食材としての魅力を保ち続けていることを示すものです。しかし、家庭で作る機会が減少し、中食や外食の利用が拡大していることが示唆されており、この変化は「様々な料理に使えて便利」という認識の低下につながっています。

さらに、卵の価格に対する支払意欲の項目では、61.3%が「300円まで支払える」と回答し、前年より5.5ポイント増加しました。価格の回復が影響を与え、卵の購買意欲が高まる要因となったことが考えられます。特に、卵の質の認識や健康面でのメリットを感じている人が多いことも明らかになりました。

購入場所については、スーパーマーケットが依然として主な購入先であるものの、男性の16.4%は「ドラッグストア」や「ディスカウントストア」などの新しい販売チャネルを利用しています。特に20代男性では、コンビニエンスストアが高い利用率を示し、ライフスタイルの変化が反映されている結果となりました。

アンケート調査の活用法

「たまご白書 2024」の調査結果は、ビジネスマンや法人経営者、マーケティング担当者にとって重要な情報源となります。まず、卵に関する消費動向や好意度の推移は、食品業界におけるマーケティング戦略の構築に役立ちます。卵が好まれる料理やスイーツの人気を把握することで、新商品開発や販促キャンペーンの方向性を設定する際の重要な指針となります。

卵料理の人気や好まれる理由についてのデータは、ターゲット層に基づいた商品展開や広告戦略に活用できます。特に、「目玉焼き」や「プリン」の人気は、これらを核としたレシピ提案や、卵を使った新たなメニューの開発を促進するための参考になります。また、「おいしい」という回答が多かったことから、品質や味に焦点を当てたプロモーションが効果的であることが示唆されます。

さらに、卵の価格に対する支払意欲が高いことや、購入場所の多様化に関するデータは、マーケティング戦略や販売チャネルの見直しに役立ちます。特に、コンビニでの卵料理購入割合が高まっていることから、利便性を重視した製品ラインアップや販売促進が鍵となります。例えば、流行の中食市場において、手軽に食べられる卵を使った商品を強化することが求められるかもしれません。

また、調査結果を基にした消費者教育や啓発活動も重要です。卵に対する健康価値を伝えるキャンペーンや、卵を使ったレシピ教室など、消費者と直接対話する機会を設けることが、ブランドの信頼性や顧客のロイヤルティを向上させる結果につながります。健康志向の高まりに合わせて、卵の栄養価に関する正しい情報発信は、消費者の購買意欲を高めるきっかけにもあります。

このように、「たまご白書 2024」の調査結果は、卵に関する市場戦略や商品開発、それに伴うマーケティング施策において非常に価値のあるデータを提供しています。今後の計画や施策を立てるための参考として、ぜひ取り入れてみてください。

アンケート調査のプレスリリース本文はこちら
出典 PR TIMES

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