アンケート調査データ
- アンケート調査名魚・甲殻類・貝の食習慣に関する調査
- アンケート調査媒体インターネット
- アンケート調査実施企業株式会社くるめし
- アンケート調査方法インターネットを用いたアンケート調査
- アンケート調査対象者全国、20歳以上の「くるめし弁当」会員 男女509人
- アンケート調査人数509人
- 配信日2024年10月30日 10時30分
アンケート調査の概要
ブレイン子会社「くるめし」は、2024年9月26日から10月2日の間に、全国の20歳以上の「くるめし弁当」会員を対象に「魚・甲殻類・貝の食習慣に関するアンケート」を実施した。この調査は、魚消費の拡大を図る一環として行われ、魚を使用したお弁当の好まれ方や食習慣に関するデータを収集することを目的としている。調査方法はインターネットを用いており、合計509人が回答を寄せた。調査の主な結果は、魚を使った弁当の人気や消費習慣に関わる実態を浮き彫りにし、特に「いいさかなの日」(11月3日~7日)に関連する動きに資する情報が得られた。
本調査は、魚の消費量が長期的に減少している状況において、企業や団体に対する肉体的・精神的健康を意識した食事の提案を意図している。水産庁が制定した「さかなの日」に賛同し、魚料理の普及と消費拡大を進める一環として位置付けられている。
アンケート調査の結果
調査結果によると、88%以上の回答者が魚のお弁当を好むことが明らかにされた。特に、お弁当に含まれていると嬉しい魚のトップ3には「鮭(サケ)」「海老(エビ)」「鰻(うなぎ)」が挙げられ、調査対象者の食の嗜好が反映されている。具体的には、魚料理を自宅で食べる頻度は「週に1回以上」とする人が全体の78.4%を占めており、また「自分で調理して食べる」と回答した人が75.4%いる一方で、調理された魚料理を購入して食べる人も52.0%にのぼった。この背景には、魚の調理に伴う手間や時間の制約が影響している様子が伺える。
さらに、魚弁当についての質問では、魚弁当が好きという回答が50.9%、どちらかといえば好きと答えた人が37.3%を占め、これにより全体で88.2%が魚のお弁当を好むという高い支持を示している。特に、健康を考えた選択や栄養バランスを意識した食事として魚を選ぶ傾向が強く、魚を食べる機会が限られる中でお弁当で魚を摂取したいというニーズが見られた。
実際にどのような魚が使用されているかについては、株式会社くるめしのサービスで6か月間集計したところ、「鮭(サケ)」が最も多く、その後に「海老(エビ)」や「鯖(サバ)」が続いた。調理方法としては73%が「焼き」とされており、加えて「お弁当に入っていたら嬉しい魚類」としては、やはり「鮭(サケ)」が71.5%で1位となり、次いで「海老(エビ)」が60.3%、さらに「鰻(ウナギ)」が53.4%を記録した。この結果は高級食材に対する高い関心と、手軽に楽しめるお弁当での消費促進が期待できることを示している。
アンケート調査の活用法
この調査の結果は、様々な角度からビジネスマンや法人経営者、マーケティング担当者にとって重要な資源となり得る。まず、食のトレンドや消費者の嗜好を理解するための基礎データとして活用できる。88%以上の人が魚のお弁当を好むとの結果は、魚を使った商品戦略を打つ企業にとって、製品開発やマーケティングに力を入れる好機を提供する情報である。単に魚を使うだけでなく、消費者が好む魚や料理法を選定して新商品を考案することで、消費者のニーズにマッチした商品提供が可能となる。
また、調査結果から、魚料理を自宅で調理することの手間や時間がネックであることが浮かび上がった。このため、忙しいビジネスパーソンや家庭を持つ子育て世代に向けて、調理済みの魚料理やお弁当を提案することで市場シェアを拡大する戦略が考えられる。特に、健康志向が強くなっている消費者をターゲットにした製品開発が期待される。例えば、栄養価が高い魚を使用し、見た目にも美しい盛り付けや彩り豊かなメニューの提案が求められる。これにより、消費者が魚を手軽に体験できる機会を増やすことができるだろう。
さらに、法人向けのフードデリバリーサービスの利用促進にもつながる。調査結果をもとに、企業内での健康意識を高めるために魚を使った弁当を導入することが企業の福利厚生や健康づくりに寄与することを訴求することで、BtoBのマーケティング戦略にも生かすことができる。また、法人向けクライアントへの提案で「魚を利用することで栄養バランスが平衡し、かつ簡便に食事を提供できる」ことを強調することで、クライアントの健康管理や生産性向上にも寄与すると訴えることが可能である。
調査結果を基にしたマーケティング戦略は、ターゲット層を明確にし、魚の消費拡大に貢献するシナジーを持つ製品やサービスの開発につなげられる。さらに、これによって社会全体での魚の消費の拡大が図られることも期待されるため、業界全体の健全な発展にも寄与することができる。このように、調査結果は単なる集計にとどまらず、ビジネス戦略の重要な参考となるのだ。
出典 PR TIMES