アンケート調査データ
- アンケート調査名注文住宅購入者の実態調査
- アンケート調査日2024/6/14
- アンケート調査媒体インターネット
- アンケート調査実施企業アットホーム株式会社
- アンケート調査方法インターネットによるアンケート調査
- アンケート調査対象者過去2年以内に家族で住むための注文住宅を購入した400名
- アンケート調査人数400人
- 配信日2024年9月24日 13時00分
アンケート調査の概要
アットホーム株式会社が2024年6月14日から6月18日の期間に実施したこの調査は、過去2年以内に家族で住むための注文住宅を購入した400名を対象に行われました。調査の主な目的は、注文住宅を購入する際の消費者の行動や意識、こだわりを把握することでした。特に、土地や工務店・ハウスメーカーの選び方、その理由、および今後のリフォームに関する設計や希望を明らかにすることに焦点を当てていました。このようなデータは、業界関係者にとって、顧客のニーズや市場のトレンドを理解する手助けとなります。
調査方法はインターネットによるアンケート形式で行われ、具体的には、住居購入の経緯やこだわり、購入後の満足度についての質問が含まれています。また、調査の対象者は自らが注文住宅を購入した経験のある人々であり、大変現実的な視点からのデータが収集されています。この調査結果は、注文住宅を購入するシーンや顧客の志向を浮き彫りにし、業界のマーケティングやサービスの改善に寄与することを目的としています。
アンケート調査の結果
調査結果では、注文住宅を購入する際の動向や消費者の価値観が明らかになっています。まず、注文住宅購入者の62.5%が土地を自分で探したことが判明しました。特に、土地探しの際には工務店やハウスメーカーへの相談が41.6%で最も多く、不動産ポータルサイト(34.4%)、不動産会社のホームページ(30.4%)と続きます。消費者が自発的に土地を見つける傾向が、日本の不動産市場における情報収集の変化を示しています。
次に、工務店やハウスメーカーの選び方については54.0%が「住宅展示場を訪問する」と答えており、最も高い割合を占めました。また、工務店やハウスメーカーのこだわりや想いに共感したという回答は79.5%に達し、顧客はブランドのストーリーや独自性を重視していることが分かります。この傾向は、消費者が単に商品としての住宅を購入するのではなく、そこに込められた想いや価値に共鳴する姿勢を示しています。
こだわりのポイントとしては、「オール電化」、「コンセントの位置や数」、「省エネ性能」が上位に挙げられ、特に持続可能性が重要なテーマとして浮上しています。また、購入者の約44.0%が今後リフォームを希望していることからも、住宅への投資を長期的に考えていることが伺えます。
アンケート調査の活用法
この調査結果は、工務店やハウスメーカーにとって、大変有益な情報源となります。まず、土地探しに関するデータは、地域における顧客の動向を把握し、適切なマーケティング戦略を立てる手助けとなります。特に、消費者がどの情報源を活用して土地を見つけているか、及びその後の住宅購入において重要な要素は何なのかを把握することで、自社のプロモーション方法を最適化できます。
また、顧客が重視する「工務店やハウスメーカーのこだわりや想い」に関するデータを活用し、ブランドストーリーを刷新したり、新たなキャンペーンを設計したりすることが可能です。消費者が求める要素や価値に基づき、さらなる信頼関係を築くための戦略的なアプローチが促されます。
さらに、この調査結果は商品開発においても有用です。例えば、省エネ性能やオール電化に関する需要が高まっていることから、これらの特徴を持つ住宅プランの開発や、リフォームプランの提案を積極的に行うことで、ビジネスチャンスを拡大することができるでしょう。
最後に、オンラインの打合せ経験についての調査結果も注目に値します。28.3%の購入者がオンラインでのコミュニケーションを通じて工務店やハウスメーカーとやり取りを行っており、その平均回数は6.5回にのぼります。これは、今後のサービス提供において、オンラインの利便性を強化し、より多くの顧客に対応できる体制を整える必要があることを示しています。
つまり、この調査結果を基に、顧客のニーズに応じたサービスや商品を展開し、顧客との信頼関係を深化させることが、今後のビジネス展開において不可欠と言えるでしょう。
出典 PR TIMES