LIFULL、生成AIの社内活用を推進し、年間で約42,000時間の業務時間を創出

アンケート調査データ

  • アンケート調査名LIFULL社内における生成AIの活用調査結果
  • アンケート調査媒体アンケート
  • アンケート調査実施企業株式会社LIFULL
  • アンケート調査対象者LIFULL単体従業員(正社員・契約社員)
  • アンケート調査人数649人
  • 配信日2024年10月29日 15時00分

アンケート調査の概要

株式会社LIFULLは、社内における生成AIの活用状況を把握するために、2024年9月2日から9月9日の期間に社員649名を対象としたアンケート調査を実施しました。この調査は、従業員(正社員・契約社員)の業務効率化や生成AIの利用状況を測定し、その効果を明らかにすることを目的としています。調査の結果は、社内での生成AIの導入と活用がどれだけの業務時間の創出に寄与しているか、また、生成AIを用いた業務が及ぼす影響について具体的なデータを提供するものとなっています。

アンケート調査の結果

調査結果を振り返ると、LIFULLの単体従業員649名のうち、82%に相当する532名が「生成AIを活用して業務効率化できている」と回答しました。この数値は、前回調査に比べて10.2%の増加を示しており、生成AIが社内での業務にしっかりと根付いていることがうかがえます。

また、生成AIの活用により合計で41,820時間の業務効率化が達成されており、これは総勤務時間の3.2%に相当します。業務時間の創出は、月ごとに見ると最も多かったのは月間4時間未満の従業員で43.3%を占めていますが、月間8時間以上創出している従業員も全体の18.5%を占めており、特にこの層が新たな業務時間創出の推進を担っています。

さらに、431名、つまり66.4%の従業員が「業務の質も向上した」と回答しており、前回調査に比べて13.7%の増加となっています。この結果は、生成AIが単なる効率化だけでなく、業務の質向上にも寄与していることを示しています。

職種別では、エンジニアやデザイナー職においてはほぼ100%が生成AIを活用している状況が見られました。バックオフィスや営業職においても、それぞれ84.3%、74.9%が活用できており、全社的な浸透成果が確認できました。

アンケート調査の活用法

このアンケート調査の結果は、LIFULLの今後の業務戦略において多くの示唆を提供します。一つ目は、生成AIの活用が従業員にとって確実に実績を生むツールであることを示しており、今後もその導入を進めることでさらなる業務効率化が期待できるという点です。調査を通じて得たデータは、どの部門でどれだけの業務時間が創出されるかを具体的に把握するのに役立ちます。

二つ目は、職種別に生成AIの活用状況を見極めることで、適切な支援を行うことができ、社内全体の業務効率をより一層向上させることが可能になります。特に業務の質向上については、さらに具体的な推進策を考えるための貴重なデータとなるでしょう。

三つ目として、調査結果に基づく改善策を社内にフィードバックすることで、従業員の生成AIに対する理解や信頼を高めることができる点があります。調査で得られた意見を基にした研修やワークショップを行うことで、全体の活用スキルを向上させるとともに、残りの17.1%の従業員の生成AI活用促進につなげることが可能です。

このように、全社的な取り組みとして生成AIの活用を進めることで、LIFULLの業務効率の向上だけでなく、最終的には市場における競争力の強化にもつながることでしょう。また、LIFULLが獲得した生成AIの活用ノウハウは、今後のビジネス展開や新規事業開発においても大いに役立つ要素となります。ただの技術導入にとどまらず、業務プロセス全体を変革する可能性を秘めていると言えるでしょう。

加えて、LIFULLが不動産業界におけるDX推進の中核を担う企業であり続けるためには、生成AIを通じた集中的なトレーニングや知識の共有が重要です。このような取り組みにより、他社との差別化を図り、業界全体の生産性向上に寄与することが期待されます。

以上のように、LIFULLが実施したアンケート調査は、社内の生成AI活用を評価するだけでなく、今後の戦略策定や業務改善に向けた大いなる基盤を提供するものであると考えられます。その成果は今後のビジネスにおいて重要な役割を果たすことでしょう。

アンケート調査のプレスリリース本文はこちら
出典 PR TIMES

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