【新卒採用業務経験者に調査】75.2%が、海外大学に留学経験のある学生は「印象が良い」

アンケート調査データ

  • アンケート調査名海外大学に留学経験のある学生の印象
  • アンケート調査実施企業株式会社NEXER
  • アンケート調査方法インターネット調査
  • アンケート調査対象者新卒採用に関する業務を行ったことがある全国の男女
  • アンケート調査人数145人
  • アンケート調査設問数6問
  • 配信日2024年10月31日 18時00分

アンケート調査の概要

株式会社NEXERは、GlobalCareer.comと協力し、「海外大学に留学経験のある学生の印象」に関するアンケート調査を実施しました。この調査の背景には、近年のグローバル化に伴い、海外での学びが新卒採用においてどのように評価されるかが注目されているためです。調査は2024年10月22日から10月25日の期間に行われ、全国の新卒採用業務に関与したことのある男女145名を対象にしています。調査方法はインターネット調査であり、参加者は自らの経験や意見を元に回答しました。

質問内容は、海外留学経験のある学生についての印象、留学経験が採用に及ぼす影響、そして特に印象の良い留学経験とは何かに焦点を当てています。調査の目的は、海外留学の経験が企業に与える印象や評価を明らかにし、その結果を採用活動や人材戦略に役立てることです。

アンケート調査の結果

調査の結果、75.2%が「海外大学に留学経験のある学生は印象が良い」と回答しました。これは、多くの企業が海外での経験をプラスに評価していることを示しています。その理由としては、以下の点が挙げられます。

まず、留学経験者は多様な文化を知り、ストレス耐性を持っているとされ、こういった特性は社会人生活において役立つものであると考えられています。特に「自発的」「行動力がある」「視野が広い」といった印象は、職場の環境において高く評価される傾向があります。

一方で、あまり印象が良くないという意見も少数ながら存在します。具体的には、留学経験者が「鼻が高い」と感じられたり、日本の文化に疎いと思われたりすることもあるため、留学の意味や目的について疑問を呈する声もありました。

また、31.7%の企業担当者が、留学経験が採用の決め手になったと回答しています。この際、対人スキルやコミュニケーション能力、さらには「グローバルな視点」の重要性が強調されており、海外での経験がどのように自身の能力を高めたかを示すことが採用において重要であることがわかります。

特に良い印象を持たれた留学経験として、長期間の留学、専門性の高い内容の学び、ポジティブな経験を持った学生の話し方などが挙げられています。これは、単に留学を経験しただけではなく、その中で何を学び、どのように成長したかが重視されることを示しています。

アンケート調査の活用法

この調査結果は、企業の人事部門やマーケティング担当者にとって非常に価値のある情報となります。企業は、留学経験のある学生を採用する際にどのような観点から評価すべきかを明確にするために、このデータを参考にすることができます。具体的には以下のような活用法が考えられます。

まず、採用基準を再評価することが重要です。留学経験のある候補者に対して偏見や先入観を持たないようにし、どのような経験がその学生にとって価値があるかを見極める必要があります。特に、どの大学で何を学んだのか、その学びがどう役立つかを具体的に評価するプロセスを設けるべきです。

次に、海外留学を促進するプログラムを社内に導入することが勧められます。若手社員に留学や短期研修の機会を提供することで、組織全体の国際感覚を養うとともに、企業文化を多様化させることが可能です。留学経験が新卒者にとって好印象を与えることを認識し、社員育成に繋げる戦略を採用することも有意義です。

さらに、この調査結果を活用して、自社のブランディングや採用マーケティングにおいて「グローバルな視点」を強みとしてアピールすることができます。海外での経験を重視する企業としての姿勢を広報し、求職者にアピールすることで、優秀な人材を引き寄せることが可能です。

最後に、留学経験のある学生がどのように自己アピールをするべきかを指導することも重要です。企業は、自社の求めるスキルセットに合わせた留学プログラムや経験談の作り方についてアドバイスを提供し、候補者がより良い印象を与えられるようにサポートすることが求められます。

このように、「海外大学に留学経験のある学生の印象」に関する調査結果は、企業の採用戦略や人材育成において重要な情報源となり得ます。海外経験の価値を理解し、これを活用することで、企業はより効果的な人材採用と育成ができるようになるでしょう。

アンケート調査のプレスリリース本文はこちら
出典 PR TIMES

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