半数以上の学生が大学1・2年生のときから就職活動準備のために、キャリアイベントや就活準備サイトを利用

アンケート調査データ

  • アンケート調査媒体インターネット
  • アンケート調査実施企業株式会社学情
  • アンケート調査方法Web上でのアンケート調査
  • アンケート調査対象者あさがくナビ2026へのサイト来訪者
  • アンケート調査人数299人
  • 配信日2024年10月17日 10時00分

アンケート調査の概要

本調査は、2024年9月26日から10月2日までの期間に、大学生および大学院生を対象として実施されたもので、インターネット上でのアンケート形式で行われました。調査を行ったのは株式会社学情で、主に「インターンシップと就職活動準備」に関する意識や行動について掘り下げています。特に、2026年に卒業予定の学生の就職活動に対する準備状況や、インターンシップの参加経験を中心に分析しています。

調査対象者は「あさがくナビ2026」というサービスに登録している学生で、有効回答数は299件にのぼります。この調査では、キャリアイベントや就職活動に関連するWebサイトの利用状況、インターンシップやオープン・カンパニーへの参加経験、そしてそれらがどのように就職活動に影響を与えているかについて重点的に調査されています。

近年の就職市場の変化を反映して、2025年卒の採用からインターンシップと採用が連携できるように条件が整備されたことが、早期からの就職活動準備の必要性を生じさせている背景にあります。こうした状況を踏まえ、本調査が実施されたと言えます。

アンケート調査の結果

調査の結果、以下の3つの主要なポイントが浮かび上がりました。

第一に、3年生の10月上旬の時点で、インターンシップやオープン・カンパニーに参加経験のある学生は41.5%に達し、4割以上の学生が実績を持っていることが確認されました。このデータは、大学生が早い段階から実務体験を通じてキャリア意識を高めていることを示しています。

第二に、インターンシップ参加企業に関する認知度について、41.6%の学生が「就職活動準備をする中で知った」と回答しました。これに対し、「就職活動準備をする前から知っていた」とする回答が29.6%、情報収集の過程で知ったとする学生が28.8%と、幅広く企業の認知度が向上していることが分かります。特に、就職活動の前段階において学生が積極的に情報を集めている様子が見受けられます。

第三に、就職活動準備に関するイベントやWebサイトの利用状況について、半数以上の学生が大学1・2年生の段階から利用していることが確認されました。「大学1年生のとき」の利用が25%を占め、さらには「大学2年生の時期」を加えた場合、54.9%に上ります。このことは、学生が早い段階からキャリアについて考え、具体的な行動を取っていることを示しています。

アンケート調査の活用法

この調査結果は、企業の人事担当者やマーケティング担当者にとって、今後の採用戦略を見直す際に大いに役立つ情報を提供しています。具体的には以下のような活用法が考えられます。

まず、企業は早期からのキャリア支援施策を強化する必要があります。調査結果から、学生が大学1・2年生の段階でキャリア準備を始めていることが明らかになりました。したがって、企業はこの時期に絞ったインターンシッププログラムやオープン・カンパニーを設け、早期からのアプローチを行うことで、優秀な人材をいち早く確保する動きが必要です。

次に、企業はネット上の情報発信戦略を見直すことが勧められます。調査によると、多くの学生がキャリア関連のイベントやWebサイトを利用しているため、企業は自社のケーススタディや活動内容、社風などをウェブ上で積極的に発信し、学生に対して魅力的な情報を提供することが重要です。

さらに、インターンシップ参加企業が「知った」と感じるタイミングについてのデータは、企業のプロモーションや広告戦略にも影響を与えます。企業は学生が就職活動を始める前から企業名を知ってもらう必要があるため、早期に情報を拡散するためのマーケティング活動の強化が求められます。

このように、アンケート調査の結果をもとにして、企業は新たな採用戦略を構築し、学生のニーズに応えることができるでしょう。これにより採用活動の成功率を高めると同時に、学生にとっても価値のある経験を提供することが可能になります。

アンケート調査のプレスリリース本文はこちら
出典 PR TIMES

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