20代の5人に1人が「副業」を経験。経験した仕事1位は「サービス・接遇(接客販売)」、2位は「データ入力などの簡易作業」

アンケート調査データ

  • アンケート調査日2024/10/5
  • アンケート調査媒体Web
  • アンケート調査実施企業株式会社学情
  • アンケート調査方法Web上でのアンケート調査
  • アンケート調査対象者20代社会人
  • アンケート調査人数310人
  • 配信日2024年10月28日 10時00分

アンケート調査の概要

株式会社学情は、20代の仕事観や働く意識を明らかにするために、2024年10月5日から10月16日までの期間にアンケート調査を実施しました。この調査の対象は、20代の社会人であり、特に20代専門転職サイト「Re就活」やWebメディア「20代の働き方研究所」に訪れているユーザーが対象です。調査方法はWeb上でのアンケート形式で行われ、有効回答数は310件です。主な調査テーマは「副業経験」で、副業に関する現在の状況や過去の経験、副業を行っていない理由について探索しています。調査の結果は、20代の副業についての関心や動向を詳しく示しており、今後の労働市場や働き方改革に関連する重要なデータとして位置付けられるでしょう。

アンケート調査の結果

この調査の結果、興味深いデータが得られました。まず、副業をしていると答えた20代の割合は10.6%、そして過去に副業を行ったことがある割合は10.0%となり、結果的に5人に1人が副業・兼業の経験があることが分かりました。これは、今の時代において20代が幅広い働き方を模索していることを示しています。

副業で経験した仕事のランキングを見ると、最も多いのが「サービス・接遇(接客販売)」で、全体の35.9%がこの職種に従事していることが明らかです。次いで「データ入力などの簡易作業」が21.9%、そして「配送・運輸」が14.1%となっています。また、具体的な活動内容としては、「週30時間程度のライティングやSNSの投稿」「名刺や請求書の内容入力」「土日のフードデリバリーの配達」など、具体的な業務内容が寄せられました。これにより、20代が多様な副業に取り組んでいることが具体的に見えてきます。

逆に、副業をしていない理由も重要なデータの一部です。「副業の始め方が分からない」と「勤務先で認められていない」が同率で40.4%となり、これらが主な障壁として浮かび上がっています。他には、「確定申告などが難しそう」と感じる人が33.2%、「どのような副業があるのか分からない」との回答が30.3%、「時間を確保できない」が29.2%と続きます。これらの結果は、20代が副業に対する関心を持ちながらも、実際の行動に踏み出せていない背景を示しています。

アンケート調査の活用法

今回のアンケート調査の結果は、ビジネスマン、法人経営者、マーケティング担当者にとって、様々な形で活用できる貴重な情報源となります。まずは、企業の人材戦略の見直しに役立てることができます。副業を希望する若手社員の声を反映させることで、労働環境の改善や社員の満足度向上に結び付けることが可能です。各企業は、若い世代がどのような働き方を求めているのかを深く理解し、それに応じた制度を導入することが求められています。

また、マーケティング戦略の立案にも活用できます。特に20代に向けた新たなサービスや商品提供を検討している企業は、調査で上位に挙がった副業のタイプを参考にし、ニーズに合ったサービスを展開することで、新たな顧客層を掴むチャンスがあります。「サービス・接遇」や「データ入力」といった業種は、求められるスキルや勤務条件も明確であり、ターゲットに適した戦略を策定することが可能です。

さらに、副業についての取り組みとして、企業自身が副業推進の取り組みを行い、社員がスキルを身につける場を提供することが考えられます。副業の成功事例を社内でシェアすることで、身近に感じられる存在となり、社員のモチベーションを高めることができます。また、副業を通じて得られたスキルや経験を社内で活かすチャンスを作ることで、企業全体の成長にも寄与できるはずです。

このように、今回のアンケート調査は、20代の働く意識や副業に対する姿勢を知る貴重な機会を提供しており、企業の戦略やマーケティング活動、さらには社内制度の見直しに役立てることができます。企業は、この情報を活用して、若手社員のニーズに合った施策を展開し、持続可能な成長へと結び付けることが期待されます。

アンケート調査のプレスリリース本文はこちら
出典 PR TIMES

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