アンケート調査データ
- アンケート調査名お墓購入者・未購入者での幸福度・年収についてのアンケート調査
- アンケート調査日2024/6/1
- アンケート調査媒体インターネット調査
- アンケート調査実施企業全国石製品協同組合
- アンケート調査方法インターネット調査
- アンケート調査対象者全国 40才代以上 男女
- アンケート調査人数990人
- アンケート調査設問数4問
- 配信日2024年9月23日 13時00分
アンケート調査の概要
このアンケート調査は、全国石製品協同組合(全石協)が実施し、お墓購入者と未購入者の年収および幸福度の違いを明らかにすることを目的としています。調査対象は全国の40歳以上の男女であり、調査期間は2024年6月1日から6月30日までの約1か月間、インターネット調査を通じて実施されました。最終的な有効サンプル数は990名で、その内訳にはお墓を購入した107名が含まれています。この調査を通じて、様々なお墓の形態やその購入価格の傾向、さらには幸福度と年収に関する具体的なデータを得ることができました。
お墓を持つことが個人の幸福感や生活に与える影響を探るため、年収や幸福度の質問に加え、特にお墓の購入形態や理由に関する詳細な質問も設けられました。これにより、消費者がどのようなお墓を選び、なぜそれを選んだのかを把握し、今後の市場動向に役立てることが期待されています。
アンケート調査の結果
アンケートの結果、 お墓購入者は未購入者と比較して年収と幸福度が高い傾向が見られました。具体的には、年収の部分では、お墓の購入者の中で「200万円未満」と回答した割合が6.3ポイント少なく、逆に「400万円以上」と回答した割合が6.2ポイント多いという結果が出ました。つまり、お墓を購入している人々は、全体的により高い年収を得ていると考えられます。
次に、幸福度についての質問では、お墓購入者の方が「幸せ」または「どちらかと言えば幸せ」と回答した割合が未購入者よりも8ポイント高く、反対に「不幸」または「どちらかと言えば不幸」と回答した割合は4.8ポイント低いという結果が出ました。このことから、お墓を持っていることが心の安定や幸福感に寄与している可能性が示唆されています。
また、調査ではお墓の形態別の購入価格についても触れられており、一般墓を選んだ方が最も多く、その価格帯は100万円~150万円未満が主流でした。一方で、樹木葬や納骨堂については50万円未満が多く、経済的な観点からも選ばれる理由が存在しています。樹木葬を選んだ人は「価格が比較的安かった」や「管理がしやすい」とのコメントが多く、一般墓では「本来の墓の形として一番ふさわしい」との意見が挙がっています。
この調査の結果は、生活の質や文化的背景が年収や幸福度にどのように影響を与えるかを理解するための重要なデータとなります。
アンケート調査の活用法
このアンケート調査の結果は、お墓業界において様々な形で活用されることが期待されます。まず、マーケティングや営業戦略の策定において、消費者のニーズを把握し、ターゲット層へのアプローチを具体化するための指針とすることができます。消費者は、特に年齢層や経済状況に応じて異なるお墓の選択とその理由を持っているため、これに応じた商品やサービスの提供が求められています。たとえば、樹木葬や納骨堂など、購入価格が比較的低いお墓の選択が増えていることが明らかになったため、これらの形態に特化したプランを設計することが有効でしょう。
また、企業が行う広告やプロモーションにおいても、幸福度や年収に関連したストーリーやメッセージを発信することで、消費者に対するアピールを強化することができます。消費者が「お墓を持つことが幸福度を高める」という認識を持っていることを理解し、その点に訴求することで、より多くの消費者に受け入れられる可能性が高まります。
さらに、調査結果が示すように、精神的な安定感や家族との絆が幸福感を育む要因であるとすれば、企業としては家族向けのイベントやセミナー、相談窓口の設置などを通じて、消費者との信頼関係を構築することも重要です。お墓を持つことが単なる物理的な存在ではなく、精神的な満足感や文化的な価値を提供するものであることを消費者に認識してもらうことが、長期的な関係構築につながるでしょう。
これらの活用法を通じて、業界全体が健全に発展し、消費者が求めるサービスをより提供できるようになることが期待されます。全石協はこの調査を活用し、今後も消費者が安心して選べるお墓の情報を発信し続け、業界の健全な発展に寄与していく方針です。
出典 PR TIMES