国際NGOセーブ・ザ・チルドレン「ハロー!ベビーボックス」2024年春 アンケート調査結果

アンケート調査データ

  • アンケート調査名ハロー!ベビーボックス
  • アンケート調査日2024/4/17
  • アンケート調査実施企業公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン
  • アンケート調査方法オンラインアンケート
  • アンケート調査対象者妊娠22週目~産後1ヶ月程度の方
  • アンケート調査人数282人
  • 配信日2024年10月16日 10時00分

アンケート調査の概要

公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンは、2024年春に実施された「ハロー!ベビーボックス」に関するアンケート調査を行いました。この調査は、低所得世帯における妊産婦の経済的負担や、彼らが求める支援内容を明らかにすることを目的として実施されました。特に、経済的困窮を抱える妊産婦の中でも、若年妊娠や未婚・ひとり親、多子世帯など特定の困難に直面する層を対象としています。

調査は、2024年4月から5月にかけて募集された応募者282世帯を対象に行われ、また、2024年6月から8月にかけて利用後に回答した122世帯のアンケート結果も含まれています。調査の結果は、応募者の生活状況やその支援希望など多角的な視点から収集されました。

具体的には、応募者の経済状況、生活環境、そしてどのような支援を求めているかに関する質問が含まれています。この情報は、今後の支援施策や活動の方向性を決定する上で重要な指針となります。

アンケート調査の結果

今回の調査から得られた主な結果は以下の通りです。まず、応募者の約4人に1人が借金をして生活しているという衝撃的な事実が明らかになりました。具体的には、23.0%の妊産婦が「お金が足りず、借金して生活している」と回答しています。このことは、経済的な困窮に直面している家庭がいかに多いかを示しています。

さらに、経済的に頼れる人がいないと回答した割合は62.1%に上ります。この数値は、多くの妊産婦が周囲に経済的支援を受けるべき人が存在しないことを示唆しています。このような状況下で、彼女たちは専門的な支援を必要としていることが分かります。

また、利用後のアンケートでは、9割以上の妊産婦が紙おむつやおしりふき、さらには離乳食などの定期的な消耗品の支援を求めていると回答しました。この結果は、物質的支援が育児において非常に重要であることを物語っています。59.0%の利用者が定期的な食料支援も望んでおり、経済支援と物質的支援の両方が重要なニーズであることが浮き彫りになっています。

アンケート調査の活用法

アフターケアや事業運営、政策提言において、今回のアンケート調査結果は様々な方式で活用することが可能です。まず第一に、セーブ・ザ・チルドレンは調査結果を基に、今後の支援活動の戦略を練ることになります。具体的には、どのタイプの生活支援が最も必要とされているのかを把握し、それに応じたプログラムを強化することが考えられます。

借金をして生活している妊産婦が多いという結果から、経済的支援を必要としている層に対する緊急の対応策として、短期的な金銭的支援を実施するという選択肢も考えられます。あわせて、経済的に頼れる人がいないという質問の結果を踏まえて、地域コミュニティにおける支援ネットワークの強化が求められます。これには、地域のボランティアやNPOが連携し、支援を行う体制の構築が必要です。

さらに、調査結果を報告書としてまとめ、関係省庁や地方自治体に対する政策提言に役立てることも重要です。特に、妊産婦や育児中の家庭における経済的負担軽減策およびサポート体制の整備を提案することで、より多くの人々に支援が行き届く環境を整備することができます。

このように、アンケート調査の結果は、今後の具体的な活動と改善策を導き出すための羅針盤となるでしょう。セーブ・ザ・チルドレンが行う具体的な施策を推進する一方で、この結果を広く社会に伝え、子どもの権利や育児環境の改善についての理解を深めていくことが求められます。

これらの結果を基にした具体的な施策と活動は、経済的に困難な状況にある妊産婦たちにとって、支えとなるだけでなく、より良い未来を築くための重要なステップとなるでしょう。

アンケート調査のプレスリリース本文はこちら
出典 PR TIMES

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