【LINEリサーチ】若年層の流行に関する定点調査(2024年9月)

アンケート調査データ

  • アンケート調査名若年層の流行に関する定点調査
  • アンケート調査媒体スマートフォンWeb調査
  • アンケート調査実施企業LINEヤフー株式会社
  • アンケート調査方法自由記述形式
  • アンケート調査対象者全国の15〜24歳の男女
  • アンケート調査人数4733人
  • 配信日2024年10月24日 14時04分

アンケート調査の概要

LINEヤフー株式会社が運営する「LINEリサーチ」では、全国の15歳から24歳を対象に四半期ごとに流行に関するアンケート調査を実施しています。この調査は自由記述形式で行われ、最近の流行やトレンドに対するユーザーの意見を収集し、ランキング化することを目的としています。2024年9月の調査は、9月1日から9月3日の間に実施され、有効回答数は4,733サンプルとされ、性別や年齢ごとのバランスを考慮した配分がなされています。この結果は、若年層を対象としたマーケティングやプロモーション、商品開発の参考として広く利用されることが期待されています。

具体的な回答のスタイルとしては、参加者が最近流行っていると感じる「コト・モノ・ヒト」を自由に記述する形をとり、その内容が後にコーディングされてランキング化されます。また、調査はスマートフォン専用のプラットフォームを通じて行われるため、ユーザーが手軽に回答できる環境が整っています。これにより、通常の調査手法に比べてより多様な意見を効率的に収集することが可能となります。

アンケート調査の結果

2024年9月の調査結果において、総合ランキングのTOP3は「BeReal.」「TikTok」「ちいかわ」となりました。「BeReal.」は昨年12月調査から継続して1位を維持しており、若年層の間で定常的なトレンドとして認識されています。2位の「TikTok」も多くの若者から支持されており、3位の「ちいかわ」はキャラクターグッズや関連商品が特に人気となっています。

特に注目すべきは、6位にランクインした「台風接近」です。これは9月に台風が例年よりも多く発生した影響を受けていると考えられます。また、ランキングの中でも「Mrs. GREEN APPLE」が初めてTOP10入りし、音楽分野での流行も感じ取れます。さらに、10位には「アサイーボウル」が急上昇しており、特に健康志向の食材として関心を集めている状況を反映しています。

さらに、ランキング11位以降でも様々な新トレンドが現れました。前回122位から上昇した「推しの子」は13位、そして「パリオリンピック」が14位に入るなど、社会的な出来事やイベントも影響を与えていることが伺えます。また、ドラマやTVアニメなど、エンターテインメント関連のトピックもTOP30に多く見られるのが特徴的です。

男女年齢別の結果を見ると、男性ではゲーム関連が多く、特に15~18歳の男性層では「ゲーム」が1位を占めています。一方、女性ではアイドルグループや食べ物が人気であり、特に「BeReal.」は女性層で高い評価を得ています。女性15~18歳では「Mrs. GREEN APPLE」が5位にランクインし、食べ物では「アサイーボウル」が各年齢層で注目されています。

総じて、この調査結果は若年層の嗜好や関心の変化を把握する上で非常に重要なデータとなっており、流行のトレンドを理解するためのキーとなります。

アンケート調査の活用法

若年層の流行に関する調査結果は、様々なビジネスやマーケティング戦略に応用可能です。以下に具体的な活用法を挙げます。

まず、企業の新商品開発における参考資料として活用できます。例えば、調査結果から分かるように、特定のアイドルグループやキャラクターの人気が上昇している場合、それに関連した商品やコラボレーション企画を検討することができるでしょう。また、健康志向の食べ物が注目されている場合、そのトレンドを反映した新メニューや商品を導入することで、若年層へのアプローチが可能になります。

さらに、マーケティング戦略の立案にも役立ちます。特定のプラットフォームでの人気商品があれば、そのプラットフォームに特化した広告キャンペーンを展開することで、ターゲット層に効率よくリーチできるでしょう。特に「TikTok」や「BeReal.」など、若者に支持されているSNSでのプロモーションは効果的です。

また、メディア関係者にとっても、この調査結果は重要な情報源です。例えば、特に話題に上るトピックや流行を基にした記事の執筆や特集企画を行う際に、データとして引用することで信頼性を高めることができます。流行を反映したコンテンツを提供することで、読者の関心を引くことができるでしょう。

教育機関や研究機関でも、若年層の心理や文化を研修する上での参考資料として利用できます。調査結果が示す若者の興味関心や価値観を分析することで、教育内容やアプローチ方法をよりターゲットに沿った形にすることが可能です。

このように、LINEリサーチの調査結果は、商品開発、マーケティング、メディア報道、教育研究など、多岐にわたる分野で非常に有効に活用されることが期待されています。特に若年層のトレンドを理解するための道しるべとして、企業や個人にとって貴重なリソースとなるでしょう。

アンケート調査のプレスリリース本文はこちら
出典 PR TIMES

関連記事

  1. 「物価高の影響感じる」9割、もらうと嬉しいのは「米」が8割。 第9回「こども食堂の現状&困りごとアンケート2024」調査結果発表

  2. 特殊詐欺・闇バイトについて若年層(Z世代)を対象とした認知度アンケート調査を実施 身近にある特殊詐欺と闇バイトのリスクとは?【日テレ系 ドラマ「潜入兄妹 特殊詐欺特命捜査官」】

  3. SVPインサイト 新たな消費行動を牽引するZ世代といま起きている3つの大きな変化

  4. 「北欧、暮らしの道具店」公式YouTubeチャンネル登録者数60万人、総再生回数1億5000万回、総再生時間1000万時間突破

  5. タイミー、「スポットワーカーに対しての呼称」にまつわる調査を実施

  6. 【開業・起業に関する実態調査】趣味や副業から自由に起業する時代に 本業以外に収益がある未開業層の5人に1人が収入目的ではない『プレフリーランス』に従事

  7. LGBT理解促進法に賛成?反対?あなたの意見は?【アンケート結果発表】

  8. 【新卒採用業務経験者に調査】75.2%が、海外大学に留学経験のある学生は「印象が良い」

  9. あいちサーキュラーエコノミー【リペアプロジェクト】始動