美術館・博物館に「行ってみたい」前向き派が半数 若年層は「企画展の趣向」、40代は「有名なアーティスト」に興味

アンケート調査データ

  • アンケート調査名美術館・博物館に関する調査(2024年)
  • アンケート調査日2024/11/1
  • アンケート調査実施企業株式会社クロス・マーケティング
  • アンケート調査方法インターネットリサーチ
  • アンケート調査対象者20~69歳の男女
  • アンケート調査人数1100人
  • アンケート調査設問数5問
  • 配信日2024年11月7日 16時00分

アンケート調査の概要

このアンケート調査は、株式会社クロス・マーケティングによって2024年11月1日から11月4日までの期間に実施されました。調査の目的は、美術館と博物館に関する理解を深めることであり、全国に住む20歳から69歳の男女を対象に行われました。調査手法はインターネットリサーチを用いており、1,100サンプルからの回答が得られました。調査内容としては、「美術館・博物館に行く頻度」「興味がある展示内容」「美術館・博物館に対する感情」「お気に入りの美術館・博物館とその理由」「好きな画家や作品」について詳しく聴取しました。

この調査は、現代の文化的な傾向やニーズを理解するために非常に重要であり、特に美術館や博物館の魅力を喚起し、訪問者数を増やすための戦略的施策を立てるための基礎データとなります。回答者は全国47都道府県から選ばれ、地域に偏りがないよう配慮されています。調査結果は、芸術文化に対する人々の関心や期待の変化を探るうえでの貴重な情報源となります。

アンケート調査の結果

調査の結果、美術館や博物館に対する前向きな姿勢を持つ人々が約半数を占めることが明らかになりました。「自発的に行く」という回答は15%程度である一方、「誘われれば行く程度」や「今後行ってみたい」との回答を含めると、約半数に達します。特に50代、60代の方々においては「今後行ってみたい」という意向が強く見られました。

興味がある展示や内容に関する調査では、「おもしろい趣向の企画展」が41%、次いで「めったに公開されない貴重な美術品の特別展示」が38.3%でした。年代別に見ると、20代と30代は主に「おもしろい趣向の企画展」に関心を持っているのに対し、40代は「海外の有名なアーティストの個展」や「日本の有名なアーティストの作品」に強い興味を示しました。また、50代は「貴重な美術品の特別展示」に注目していました。このように、各年代によってその興味が異なることが確認されました。

美術館や博物館に対して思うことについては、回答者の多くが「気に入った作品は時間をかけてじっくり見る」「一人で自由に鑑賞する」「入場料が高いと思うことがある」が主な意見として挙げられました。特に50代以上の回答者は、「旅先ではその土地の美術館・博物館に行く」という積極的な姿勢も確認されました。

また、お気に入りの美術館としては「東京国立博物館」と「ルーブル美術館」などが挙げられ、展示物の多様性や国宝に対する魅力がその理由とされています。好きな画家としては「ゴッホ」が最も多く、その象徴的な作品「ひまわり」に支持が集まっています。これらの結果から、美術館や博物館が提供する企画展や特別展示が、観客を引き込むための重要な要素であることが分かりました。

アンケート調査の活用法

このアンケート調査の結果は、複数の方法で活用されることが期待されます。まず、各美術館や博物館は、調査結果に基づいて自らの展示内容や企画展を見直すことが可能です。たとえば、若年層が特に興味を持つ「おもしろい趣向の企画展」を取り入れることで、訪問者数を増加させる戦略を立てることができます。また、40代や50代をターゲットとした展示も効果的であり、特に人気の高いアーティストの作品を集めた企画展を通じて集客が図れるでしょう。

さらに、調査の結果はマーケティング戦略を策定するうえでも有用です。広告やプロモーションにおいて、特定の年齢層や興味を持つグループをターゲットにし、より効果的なメッセージを展開することができるからです。例えば、企画展に対する興味が高い若年層向けに特別な割引を提供するキャンペーンを行うことで、来場を促進する手法が考えられます。

次に、調査結果は企業や団体のイベント企画にも役立ちます。美術館や博物館は出張展やコラボレートイベントを企画する際に、興味のある展示内容や対象年齢を考慮することで成功率を高めることができます。さらに、特定の文化やアートに興味を持つ顧客層をターゲットにしたワークショップやセミナーも、参加者を引き寄せるための一つの手段になります。

最後に、調査データは広報活動でも活用されます。美術館や博物館が自らの活動や魅力を発信する際、調査結果を引用しながら、世代別の関心を示すことでメディアや一般人に対する訴求力を強めることが可能です。特に、文化資源としての美術館や博物館の価値を広めるための一助となり、関心を持ってもらうきっかけを与えることができます。

このように、アンケート調査の結果は多岐にわたる活用法があり、ビジネスマンやマーケティング担当者にとって、非常に有効な情報源となります。美術館や博物館の隠れたニーズや期待に応えることで、訪問者数や満足度を向上させるための施策を講じることが期待されます。

アンケート調査のプレスリリース本文はこちら
出典 PR TIMES

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