アンケート調査データ
- アンケート調査名令和時代の結婚式に関する最新の実態調査
- アンケート調査日2024/9/3
- アンケート調査媒体インターネットリサーチ
- アンケート調査実施企業株式会社トキハナ
- アンケート調査方法インターネットリサーチ
- アンケート調査対象者全国20代〜30代男女(2023年4月以降に結婚式をした、もしくはする予定)
- アンケート調査人数334人
- 配信日2024年10月10日 10時00分
アンケート調査の概要
本調査は、株式会社トキハナが2024年に実施したもので、20代から40代の間で結婚式を控えている、もしくは最近結婚式を挙げたカップルを対象としています。具体的には、2023年4月以降に結婚式を挙げた人や、これから挙げる予定の人の合計651名(334名と317名)からの有効回答を得ています。
調査方法はインターネットリサーチを利用しており、男女比はほぼ均等で、回答者は20代から30代が全体の約半数を占めています。この調査では、伝統的な結婚式の形式や演出に対するカップルの意識や行動の変化について明らかにすることを目的としています。
この調査では特に、習慣的な演出に対するニーズやお好み、そしてそれらの演出がどのように受け入れられているかといった点に焦点を当てています。調査の結果、現代のカップルが従来の慣習に縛られず、自分たちの価値観に基づいた結婚式を求めている傾向が強く見られました。
アンケート調査の結果
調査結果からは、結婚式における演出や形式が大きく変わってきていることが明らかになりました。特に52.0%のカップルが慣習的な演出を取り入れることを考えていないという点が特徴として挙げられます。さらに、従来のスタイルから離れた新しい選択肢が増えていることも確認されました。
具体的には、以下のような点が指摘されました:
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挙式入場: 51.8%のカップルが「父親と歩く」という従来のスタイルを選んでいますが、母親や他の家族と入場するケースも増えてきています。家族の結びつきを重視する傾向が顕著です。
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誓いのキス: 82.3%がパートナーと行っていますが、26.0%は子供とのファミリー形式で行うなど多様なスタイルが現れています。
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ブーケトス: 依然として62.9%のカップルが実施している一方、「プレゼントトス」などゲスト全員が参加可能な新しい演出も増加しています。
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ウエルカムスピーチ: 59.9%が新郎新婦で行う形を取っており、二人の個性を反映するスタイルの浸透が見られます。
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祝辞・乾杯の挨拶: 以前は上司や恩師に依頼することが一般的ですが、家族や友人にお願いするスタイルが増えてきました。
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ケーキセレモニー: ファーストバイトが65.9%のカップルにより実施されておらず、感謝を込めた「サンクスバイト」が新たな選択肢となっています。
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余興: 約4割のカップルが余興を行っていますが、約12.0%は余興を行わず、ゲストとの歓談に重点を置く傾向が見られます。
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手紙朗読: 依然として人気のある演出で、特に新郎新婦が共同で感謝の気持ちを表す機会が増えてきています。
これらの結果から、伝統的な結婚式の慣習に対する柔軟な視点が広がり、従来の固定観念からの脱却が進んでいることが確認されます。特に、性別に基づく役割分担に違和感を感じる人が多く、結婚式で主役になりたくないという気持ちを持つ人も増加しています。
アンケート調査の活用法
この調査結果は、複数の面でビジネスパーソン、法人経営者、マーケティング担当者にとって有益です。以下のような活用方法が考えられます。
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商品やサービス開発: 結婚式関連のビジネスに従事している企業は、調査結果をもとに新しいサービスを開発することができます。たとえば、ジェンダーフリースタイルのウェディングプランや、家族参加型の演出が望まれる中で、それに合った商品を提供することで、顧客満足度を高めることが可能です。
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プロモーション戦略の策定: マーケティング担当者は、調査データを基にターゲット層のニーズを把握し、それに応じたプロモーション活動を行うことができます。例えば、「主役になりたくない」というカップルをターゲットにしたプロモーション戦略を展開することで、新たな顧客層の開拓が期待されます。
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イベント企画: 結婚式を主題としたイベントやセミナーを開催する際に、調査結果を参考にすることで、参加者の興味や関心に基づいたプログラムを作成可能です。参加者に共感を呼び起こす内容を提供することで、より多くの集客が見込めます。
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ビジネスマッチングの促進: 結婚式関連のビジネスを展開している企業同士のコラボレーションを促進するために、調査結果を利用して市場ニーズにマッチしたビジネスパートナーを見つけることができます。
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顧客との関係構築: 調査結果に基づき顧客の意見をフィードバックし、ニーズに合ったサービスの提供を継続することで、顧客との関係を深めることが可能です。このような顧客主体の取り組みは、長期的な顧客ロイヤルティの向上に繋がります。
結婚式に関する価値観の変化を理解し、柔軟に対応することで、ビジネスチャンスを広げ、顧客満足度を向上させることができるでしょう。トキハナの調査結果は、今後の結婚式の多様化において重要な指標となり得るため、しっかりと活用していくことが求められます。
出典 PR TIMES