【高校生1,401名対象】SNSの媒体別利用状況を調査 〜Instagramの“鍵垢”保持率は約9割、BeReal.の利用は3割以上にのぼる~

アンケート調査データ

  • アンケート調査名SNSに関する調査
  • アンケート調査日2024/7/22
  • アンケート調査媒体学習管理アプリ「Studyplus」
  • アンケート調査実施企業スタディプラス株式会社
  • アンケート調査方法オンラインで回答を回収
  • アンケート調査対象者全国の高校生
  • アンケート調査人数1401人
  • 配信日2024年10月23日 10時00分

アンケート調査の概要

この調査は、スタディプラス株式会社が学習管理アプリ「Studyplus」を利用している全国の高校生を対象に、SNSの利用状況に関するものです。調査期間は2024年7月22日から7月26日までの5日間で、1,401名の高校生からの回答を基にしています。調査の目的は、特に若年層におけるSNSの媒体別利用状況を理解することにあり、これにより教育機関や企業が若者のニーズに応じたマーケティング戦略を立てるための情報を提供することを目指しています。

回答者は高校1年生から高校3年生までの異なる学年から選ばれており、各学年の人数は高校1年生279名、高校2年生346名、高校3年生776名となっています。加えて、調査方法はオンラインでの回答収集が行われており、信頼性の高いデータが得られるように設計されています。この調査により、特にSNSのアカウント保持数や利用目的、進路選択におけるSNSの活用状況など、さまざまなデータが収集され、若者のSNSに対する意識や行動を明らかにすることが期待されています。

アンケート調査の結果

調査結果の概要は、以下の6つのトピックスに分かれて解析されています。

最初のトピックスでは、主要SNSの利用頻度として、LINEが約40%の高校生に最も多く利用されており、続いてInstagramが人気となっています。一方で、XやTikTokは「投稿しない」と答えた高校生が約3割に達し、特にInstagramでは「月に1〜2回投稿する」という回答が多く、投稿活動が活発であることが示されています。

次に、SNSのアカウント保持数に関する調査では、Instagramが最も複数アカウントを持つ傾向が強く、26.1%の高校生が2個以上のアカウントを保有していると回答しています。この結果は、過去の調査と比較しても複数アカウントを持つ傾向が高まっていることを示しており、特にInstagramの利用においては、プライベートと公開の使い分けがされていることがわかります。

第三のトピックスでは、鍵アカウント(非公開アカウント)の保有状況が調査されています。約90%の高校生がInstagramで鍵アカウントを持っており、半数以上が鍵アカウントのみで運用しているという結果が出ています。このことから、若者のプライバシーへの意識が高まっていることが伺えます。

続いて、普段よく使うSNSについては、LINEが39.8%でトップに立ち、2位にはInstagramが続く結果となっています。TikTokは4.2%と少数派であり、特にLINEの利用頻度と比べて短い利用時間であることが目立ちます。

新興SNSであるBeRealやThreadsについての利用状況も明らかにされており、「BeReal.」の利用者は約3割となっていますが、Threadsの利用はわずか5.3%と非常に低いことが分かります。この結果からは、新興SNSの受け入れられ方には差があることが示されています。

最後に、進路選択におけるSNSの活用状況が調査されており、大学公式アカウントの発信が最も重視されていることが明らかになっています。個人の発信やインフルエンサーよりも公式からの情報が信頼されていることが示されており、若者の情報収集行動にも組織的なコミュニケーションが重要であることが示唆されています。

アンケート調査の活用法

この調査結果は、教育機関や企業、特にマーケティング担当者にとって非常に有用な情報を提供します。具体的な活用法は以下の通りです。

まず、教育機関においては、SNSの利用状況を理解することによって、生徒とのコミュニケーションチャンネルを適切に選択する手助けになります。例えば、LINEを利用した連絡手段の強化や、Instagramを通じた育成プログラムの告知が効果的であるかもしれません。

次に、企業にとっては、SNSの利用傾向に基づいたターゲティングが可能となります。特に、Instagramの利用環境が形成されていることを考えると、若年層をターゲットにした商品やサービスのプロモーションにおいて、視覚的なコンテンツが重要になります。

また、進路選択の文脈における情報収集方法に基づくマーケティング戦略も考えられます。教育関連商品やサービスの広告を大学公式アカウントを通じて行うことで、若者の信用を得やすく、影響力を持つ結果につながるでしょう。

さらに、鍵アカウントの保有率が高いことを考慮し、プライバシーや個人情報の保護に配慮した形でのプロモーションを行うと良いでしょう。ターゲット層の心理を理解し、アプローチを工夫することで、より良い認知とエンゲージメントを得ることが期待されます。

最後に、SNSを通じてのフィードバック文化を育むことが、次世代の若者との関係を更に深めるための鍵となるでしょう。企業はSNSを情報発信の場とするだけでなく、若者の声に耳を傾け、双方向のコミュニケーションを構築することで、より良い関係を築くことが可能となります。

このように、調査結果はデータに基づいた意思決定を支え、特に若年層との接点を持つ企業や機関にとって、戦略に具体的な方向性を与えるものとなります。

アンケート調査のプレスリリース本文はこちら
出典 PR TIMES

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