アンケート調査データ
- アンケート調査名オカネコ 投資に対するリスクへの意識調査
- アンケート調査媒体WEBアンケート
- アンケート調査実施企業株式会社400F
- アンケート調査方法WEBアンケート
- アンケート調査対象者全国の『オカネコ』ユーザー
- アンケート調査人数776人
- 配信日2024年11月6日 10時00分
アンケート調査の概要
本調査は、株式会社400Fが運営する家計診断・相談サービス「オカネコ」を通じて、投資に対するリスクの意識および相場下落時の行動についての実態を探る目的で実施されました。全国の「オカネコ」ユーザー776人を対象に、WEBアンケート方式で行われたもので、調査期間は2024年9月25日から10月1日までの7日間です。
調査対象者の年齢層は、20代以下が4.3%、30代が17.6%、40代が27.5%、50代が30.9%、60代以上が19.7%という構成で、多様な年齢層のユーザーからのデータが収集されました。また、世帯年収に関しては400万円未満が25.5%、400万円以上600万円未満が21.0%、600万円以上800万円未満が16.0%となり、経済的背景も幅広い層を反映しています。このように多様なデモグラフィック情報を基に、投資に対するリスク意識や判断がどのように異なるかを分析しました。
アンケート調査の結果
調査の結果、相場下落時に約60%の回答者が「何もしなかった」と回答し、投資を継続したものの、追加投資を行ったのは約30%でした。特に、投資額1,500万円以上で15年以上の投資歴を持つ方の約半数は追加投資を行う意向を示し、「投資額を増やせばよかった」との後悔の声が多く寄せられました。このことは、経験豊富な投資家が静観から積極的な行動に移るケースが目立つことを示しています。
また、特に投資額が50万円未満の層では「何もしなかった」とする比率が78.8%と高く、投資額が増えるにつれて、静観から追加投資への意向が強まる傾向が見られました。投資歴に関しても、経験者ほど相場下落局面での追加投資が目立ち、特に15年以上の投資歴を有する者の40%が相場下落を好機と捉えていました。
さらに、全体の調査からは、経済状況の変化に対する見極め方が難しいと感じている層が41.2%、投資資金が不足していると感じている層が40.3%という結果が得られ、知識不足が投資行動に大きな影響を及ぼしていることが見受けられました。また、投資を行っていない層の64.9%は元本割れに対する不安を抱えており、リスクに対する理解の浅さが投資参入の障壁になっていることが伺えます。
アンケート調査の活用法
この調査結果は、法人経営者やマーケティング担当者が今後の戦略を考える上で非常に重要な指針となります。特に、投資に対するリスクの意識は、企業が提供する金融商品や投資サービスの設計に応じたマーケティング戦略に直接的な影響を及ぼすため、調査結果を基にした顧客セグメンテーションを行うことが求められます。
例えば、投資初心者向けには、知識不足や心理的ハードルを軽減するための教育プログラムやセミナーを開催することが考えられます。また、投資経験者には、自己の投資スタイルの確立に役立つ情報を提供することで、長期的な関係構築を図ることが可能です。
加えて、調査結果をもとにした重要な施策として、リスクマネジメントの重要性を強調するキャンペーンを展開することで、潜在的な投資者に対する信頼感を醸成することができます。また、相場下落時におけるリスク許容度や心理状態を理解することにより、商品開発やサービス改善に役立てることもできます。
最後に、投資に対する理解を深めるためのコンテンツマーケティングを行うことで、より多くの顧客が投資に対する理解を深め、心理的ハードルを克服できるよう支援することが求められます。これは、企業が提供する金融商品やサービスをより効果的に活用してもらうための重要な鍵となります。
このように、調査結果はさまざまな観点から活用できるものであり、今後の戦略策定において十分な情報源となるでしょう。
出典 PR TIMES