アンケート調査データ
- アンケート調査名推し活に関するトレンド調査
- アンケート調査日2024/9/17
- アンケート調査媒体WEBアンケート
- アンケート調査実施企業株式会社アイ・エヌ・ジー
- アンケート調査方法WEBアンケート調査
- アンケート調査対象者高校生男女(15~18歳)
- アンケート調査人数100人
- 配信日2024年10月18日 11時00分
アンケート調査の概要
本調査は、株式会社アイ・エヌ・ジーが行った「推し活」に関するトレンド調査です。調査対象は関東の高校生男女(15~18歳)で、調査期間は2024年9月17日から実施されています。対象者からの有効回答人数は100名で、調査方法はWEBアンケート形式です。この調査は、推しがどれだけ高校生の生活に影響を与え、その活動がどのようなタイプのものであるかを明らかにすることを目的としています。
「推し活」というテーマは、特にZ世代を中心に急速に拡大している文化であり、推しはその人の好きなアイドルやキャラクターなどを指します。調査は、推しの有無やジャンル、普段の活動内容、さらには推している日本のアイドルや次に来るトレンドに関する内容を網羅しています。
調査は決して単に数値を集めるだけではなく、ティーンがリアルに感じているトレンドや嗜好、そして社会的な動向を捉えることを狙いとしており、その結果を通じてマーケティング活動や製品開発などに応用することが期待されています。
アンケート調査の結果
その結果、まず「推しがいる」と答えたのは86%という結果が得られ、高校生の大多数が何らかの推しを持っていることが明らかになりました。推すジャンルでは、日本のアイドルが29.1%で1位に、次いでアニメ・ゲーム・漫画のキャラクター、韓国のアイドルがそれぞれ23.3%と19.8%で続きます。この調査結果からは、日本のアイドル文化が若年層に強い影響を及ぼしていることが浮き彫りになっています。
活動内容に関しては、最も多かったのは「SNSを見る」で、70.9%の学生が日常的にSNSで推しをフォローしていることがわかりました。次いでYouTubeなどの映像視聴(64.0%)、ライブ・舞台に行くこと(62.8%)が続き、加えてグッズ購入やCD/DVDの購入が約半数近くに支持されています。
男性アイドルに関する調査では、1位の「嵐」は、2020年に活動休止したにもかかわらずまだ根強い人気を誇ります。新たにデビューした「Number_i」が2位に入ったことから、新しいアーティストの登場が影響を与えていることも感じ取れます。一方で女性アイドルでは、昨年のオーディションから誕生した「ME:I」が1位を獲得し、トレンドの変化を敏感にキャッチしている様子が見受けられます。
また、高校生たちが挙げた次に来るトレンドとして「カヌチュロ」や「MBTIコスプレ」が紹介されており、彼らの興味範囲が広がっていることが伺えます。
アンケート調査の活用法
今回の「推し活調査」の結果は、ビジネスマンや法人がマーケティング戦略を策定する際に非常に有用な情報を提供します。まず第一に、調査で明らかになったトレンドや嗜好をもとに、ターゲット層に対して適切な商品やサービスを展開することが可能になります。特に、推しのジャンルごとの人気や、普段の活動内容に合わせたプロモーション戦略を組むことで、高校生にアプローチしやすくなるでしょう。
たとえば、日本のアイドルが人気であることを踏まえ、特定のアイドルとのコラボレーション商品やイベントを企画することが考えられます。また、SNSを通じた情報発信が重要であることも明らかになったため、SNSマーケティングに力を入れたり、若手インフルエンサーを起用したりすることも有効でしょう。
また、アンケート結果によって示唆されるように、ファン同士のコミュニケーションやコラボイベントも活用できます。ファンの交流を促進するオフ会やオンラインイベントを定期的に開催することで、顧客とのエンゲージメントを高めることが可能です。
さらに、推し活という文化が根付いている中で、その活動や関連商品に対してファンのニーズを的確に理解し、タイムリーに提供することが求められます。例えば、推しに関連したグッズの販売や、動画コンテンツの制作、推しをテーマにしたイベントの開催など、幅広いアプローチが期待できます。
このように、調査結果は法人にとって新しいマーケティングの施策や製品開発、プロモーション活動にとても貴重なデータを提供しており、これを活用することでより効果的なアプローチが可能となるでしょう。
出典 PR TIMES