25卒学生に「内定を承諾した決め手」を調査 1位「社風がいいと感じた、社員の雰囲気がいい」(71.8%)

アンケート調査データ

  • アンケート調査名「内定を承諾した決め手」についてのアンケート
  • アンケート調査日2024/6/6
  • アンケート調査実施企業株式会社ジェイック
  • アンケート調査方法Webアンケート
  • アンケート調査対象者2025年卒業予定の就職が決まった新卒学生
  • アンケート調査人数277人
  • 配信日2024年11月19日 10時10分

アンケート調査の概要

今回の調査は株式会社ジェイックが実施したもので、2025年卒業予定の新卒学生を対象としています。調査名は「内定を承諾した決め手」であり、主な目的は学生が内定を受け入れる際に重視する要素を明らかにすることです。調査方法はWebアンケートで行われ、調査期間は2024年6月6日から10月4日までの間に実施されました。最終的に277名の回答が集められ、これらのデータを基に学生の就職活動における価値観や基準について分析が行われました。

調査の実施背景には、近年の労働市場における売り手市場の影響があり、企業は学生を引きつけるためにさまざまな施策を講じる必要性が高まっています。その中で、学生が企業を選ぶ際の基準が多様化してきていることを反映した結果を得ることを目指しました。

アンケート調査の結果

調査結果は、内定を承諾する際に影響を与える要素について学生がどのように感じているかを示しています。最も多くの学生が選んだ理由は「社風がいいと感じた、社員の雰囲気がいい」で、これに該当するのは71.8%でした。この結果は、企業の文化や働く環境が学生にとって非常に重要な要素であることを示しています。

続いて「やりたい仕事ができる、やりがいのある仕事ができる」という回答が41.5%、次に「成長できる環境が整っている」が37.5%という結果が示されました。さらに「企業理念に共感した」は32.5%、「給料や休日など勤務条件がいい」が27.8%、「事業内容、仕事内容」が26.4%、「転勤がない」が13.0%と続きます。このように、学生は働きやすさや職務内容、成長機会を重視していることがうかがえます。

また自由記述欄からは、具体的な内定承諾の理由として、面接官や説明会の印象、企業からの提案や共感、企業環境や育成体制に対する高い評価が寄せられていました。たとえば、説明会で企業の雰囲気を実際に感じた結果、内定承諾に至ったという意見も見受けられました。これにより、学生が単に条件面だけではなく、企業との相性や共感を重視していることが確認されています。

アンケート調査の活用法

このような調査結果は、企業側にとって非常に有益な情報源となります。以下のように活用することで、新卒採用活動の質を向上させることが可能です。

まず、企業文化や社風の重要性が浮き彫りになったことから、採用活動を通じて社内の魅力をより効果的に伝える施策を強化することが重要です。具体的には、社内の雰囲気や働き方を具体的に示すために、実際の社員インタビューや社員の働く様子を紹介するコンテンツを増やすことが考えられます。また、企業の理念やビジョンを面接などの場でしっかりと伝えることで、学生との価値観の共有を図ることができます。

次に、やりがいや成長機会についても重視し、自社が提供できる具体的なキャリアパスや育成サポートを明確にすることが求められます。特に新卒学生はキャリア形成の段階にいるため、どのようなスキルを身につけられるかや、どのように成長できるかに関心を持っています。これに関連する研修制度やメンター制度などを充実させ、その情報を採用サイトや説明会で伝えるべきです。

また、面接での印象を改善するためには、人事担当者や面接官へのトレーニングが効果的です。学生が求めるコミュニケーションスタイルや共感を生む方法について理解を深め、積極的に学生の意見や要望に耳を傾ける姿勢を持つことが求められます。これにより、学生が企業に対して信頼感を持ちやすくなり、内定承諾へとつながる可能性が高まります。

さらに、企業は自身の福利厚生や勤務条件についても適切にリオーガナイズし、学生の期待に応えるよう進化させるべきです。就職条件が良いことは、依然として重要な要素であるため、競合他社と比較して優れたポイントをアピールすることが利益に直結します。

このように、アンケート調査の結果を踏まえた採用戦略の見直しや施策の改善は、新卒採用を成長に結びつける大きな鍵となります。企業は今回の調査結果を参考にし、学生の価値観やニーズに応じた採用活動を展開することで、より良い人材の獲得を目指すべきです。

アンケート調査のプレスリリース本文はこちら
出典 PR TIMES

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