アンケート調査データ
- アンケート調査名「ポスト・コロナの人財育成施策の実態」に関するアンケート(2年目)
- アンケート調査日2024/6/28
- アンケート調査実施企業株式会社LDcube
- アンケート調査方法WEBアンケート
- アンケート調査対象者人事・人財育成ご責任者さま・ご担当者さま
- アンケート調査人数213人
- 配信日2024年10月3日 13時00分
アンケート調査の概要
株式会社LDcubeが実施した「ポスト・コロナの人財育成施策の実態」に関するアンケートは、2024年における人材育成施策の現状を把握することを目的としています。この調査は、2024年6月28日から7月11日の期間に実施され、WEBアンケートという形で234件の回答を集めました。対象は人事や人財育成に関わる責任者や担当者で、最終的に213件の有効回答があります。
この調査の主な内容は、企業がどのようなリソースを活用して人材育成施策を展開しているかを把握するもので、特に社内トレーナーの役割に着目しています。このようなテーマの選択は、ポスト・コロナの時代における人材育成の変革や内製化の動きに即しており、多様な研修スタイルが求められる現代のビジネス環境を反映しています。
調査においては、参加者が自社の育成施策に関し、社内トレーナーや外部講師、eラーニングなどのリソースを選択できる複数選択式の設問がありました。この結果を基に、LDcubeはウェビナーを開催し、社内トレーナーの導入や育成について具体的な事例や成功のポイントを共有する予定です。
アンケート調査の結果
調査結果からは、まず50%の組織が社内トレーナーをリソースとして活用しているという重要なデータが明らかになりました。この結果は、企業が外部の研修講師やeラーニングといった外的リソースに依存するのではなく、内部の専門家を育てようとする動きが強まっていることを示しています。具体的には、社内トレーナーが活躍することで、コストを抑えつつ効果的な研修を実施できる可能性が高まります。
調査では、社内トレーナーの位置づけが他のリソースよりも重要視されていることも分かりました。企業の人事部門が、外部の知識や技術を取り入れることを重視する一方で、内部の人材をトレーナーとして育てることで、社内文化の形成や組織の結束力を高める利点があるとされています。
外部講師による研修も依然として重要であり、社内トレーナーと外部講師の組み合わせが一般的になってきていることも意味しています。また、eラーニングを活用する姿勢も見られ、デジタル化が進展する中での研修の多様性が浮き彫りになりました。これにより、各企業は自身のニーズに応じた柔軟な研修体系を選択できる状況にあります。
アンケート調査の活用法
調査結果を活用する方法は、多岐に渡りますが、特に注目すべきは社内トレーナーの育成とその活用方法です。まず、企業は社内でのトレーニングプログラムを設計する際に、這調査結果をもとに社内トレーナーの役割を見直し、明確化することが求められます。この視点から、トレーナーがどのようなスキルセットを持つべきか、その育成プログラムを検討することが可能です。
次に、社内トレーナーの育成プログラムを導入することで、企業は研修の内製化を進めることができます。社内トレーナーによる研修は、社風や業務内容に応じたカスタマイズがしやすく、効率的な人材育成が期待できます。このため、社内トレーナーを育成する制度を整えることや、ウェビナーなどの情報提供を通じて、最新のノウハウを学ぶ機会を設けることが重要です。
また、調査結果から得られたデータは、経営層や人事部門に対し、内製化の重要性やそのメリットを説明する際の根拠としても活用できます。特に、社内トレーナーの実績や成功事例を示すことで、組織内での理解を深め、協力を得やすくなるでしょう。
さらに、研修の効果測定や改善につながる定期的なフィードバック体制を設け、調査結果を基にした目標設定が企業の人材育成施策の向上に寄与します。このようにして、組織が必要とする人材をより適切に育成し、企業全体の成長を促進するための基盤を築くことができます。
全体として、LDcubeのアンケート調査は、企業が人材育成において内製化を進めるための貴重なデータを提供しており、これを基にした投資や活動は今後のビジネス環境において重要な意味を持つでしょう。
出典 PR TIMES