関西大学にて大学向け出張授業を実施

アンケート調査データ

  • アンケート調査日2024/10/3
  • アンケート調査実施企業ブロードマインド株式会社
  • アンケート調査対象者関西大学商学部の学生
  • アンケート調査設問数24問
  • 配信日2024年10月29日 17時00分

アンケート調査の概要

ブロードマインド株式会社は、関西大学の商学部の学生向けに実施したファイナンシャル・ウェルビーイング(FWB)に関する出張授業の一環として、アンケート調査を行いました。この調査の目的は、参加した学生の金融知識、収支管理、ライフプランニングの状態を把握し、授業内容の効果を確認することでした。アンケートは、24の質問で構成されており、各分野において8問ずつ設定されていました。受講者は各質問に回答することで、自身のファイナンシャル・ウェルビーイング度合いを自己評価しました。この調査は、学生たちが自分の金融リテラシーやライフプランニングの必要性に気づく手助けをすることを目指していました。

アンケート調査の結果

アンケート調査の結果から、多くの学生が今回の講義が今後のお金の使い方に影響を及ぼすと感じており、質問に対して約9割の学生が「影響がある」と回答しました。「とても影響する」と「影響する」と答えた学生の具体的な理由としては、金融リテラシーに関する知識が乏しいことや、収支管理の重要性を再認識したことが挙げられます。

さらに、FWB診断の結果としては、学生たちの「ライフプランニング」に関するスコアが他の二つの分野に比べて低いことが明らかになりました。これは、在学中の学生が将来の金銭的な状況について考える機会が少ないためと考えられます。この結果を受けて、参加した学生たちは、必要なスキルを身につけるために自発的に行動する意欲を感じた様子が伺えました。

また、アンケートでは、約8割の学生が企業の福利厚生としての「従業員向けの金融教育」の有無が企業選択に影響を及ぼすと回答しており、これは金融教育の需要と重要性を示すものでした。具体的には「金融教育を受けることで、将来の金銭的なトラブルを回避できる可能性が高まる」との感想が多く寄せられました。

さらに「金融教育はいつから始めるべきか」という質問には、小学校や中学校から始めるべきという意見が多く、教育の必要性を強く感じていることが明らかになりました。

アンケート調査の活用法

今回のアンケート調査の結果は、いくつかの点で今後の教育プログラムや企業の福利厚生に活かされる可能性があります。具体的には、以下のような活用法が考えられます。

初めに、大学や教育機関は、アンケート調査の結果を基にカリキュラムの見直しや改善を行うことができます。特に、ライフプランニングに関する教育が不十分であることが示されたため、これを強化するカリキュラムを導入することで学生たちのフィナンシャル・ウェルビーイングを向上させることが期待されます。また、FWB診断の結果を活用して、個別の指導やサポートを行うことで、学生一人ひとりのニーズに合った教育を提供することも可能です。

次に、企業側もこの調査結果を参考にし、従業員向けに金融教育を導入する際の方針を検討することができます。大多数の学生が金融教育のない企業を避ける傾向が示されたため、金融教育を提供することで企業の魅力を高め、優秀な人材の確保につなげることができます。

また、交流会やセミナーを通じて、受講者の体験やニーズに基づいた金融教育プログラムを展開し、実践的な知識を身につけさせることができれば、より体系的な金融教育の実施が可能になります。特に、ライフプランニングに関するテーマを取り入れることで、学生だけでなく、若年層の社員に対する教育にも良い影響を与えることができます。

さらに、金融教育の重要性を早期から理解させることが、将来的な金銭トラブルのリスクを低減させることにもつながるため、学校教育における早期金融教育の実施を検討することが、社会全体の金融リテラシー向上につながるでしょう。これにより、学生たちが社会に出たときに、より良い選択を行い、経済的な健全性を保つことが期待されます。

最後に、今回の調査結果を報告書としてまとめ、他の教育機関や関連団体に共有することで、ファイナンシャル・ウェルビーイングに関する意識啓発の活動を促進することができます。教育機関や企業、地域社会が一体となって金融教育を推進していくことで、国全体の金融リテラシーが向上し、経済的な安定が実現されることが期待されます。

アンケート調査のプレスリリース本文はこちら
出典 PR TIMES

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