「フルリモート」や「居住地自由」の企業は志望度が上がると回答した学生が6割超。「将来、ライフステージが変わっても働き続けることができそう」の声

アンケート調査データ

  • アンケート調査媒体インターネット
  • アンケート調査実施企業株式会社学情
  • アンケート調査方法Web上でのアンケート調査
  • アンケート調査対象者2026年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生
  • アンケート調査人数252人
  • 配信日2024年11月8日 10時00分

アンケート調査の概要

このアンケート調査は、2024年10月16日から2024年10月29日までの期間に株式会社学情が実施したもので、2026年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象にしています。調査の目的は、就職活動においての「住む場所・働く場所」に関する価値観の変化を探ることです。特に、フルリモートや居住地自由といった新しい働き方が学生に与える影響を明らかにすることが焦点の一つでした。

調査は、ダイレクトリクルーティングサイト「あさがくナビ」を通じて行われ、252件の有効回答が得られました。調査方法はWeb上のアンケート方式で行われ、回答者は自らの希望や考えを基に、企業に対する志望度や興味を評価しました。この調査には、フルリモートの企業や居住地自由の働き方、出社の希望、さらにはワーケーションへの興味についての質問が含まれています。

アンケート調査の結果

調査結果によれば、フルリモートまたは居住地自由の企業に対する志望度が高く表れました。具体的には、「志望度が上がる」と回答した学生が31.0%、さらに「どちらかと言えば志望度が上がる」と答えた学生が30.6%おり、合計で6割以上の学生がこのオプションに魅力を感じていることがわかります。学生たちからは、「住む場所を自由に選べるのは魅力的だと感じる」「将来、ライフステージが変わっても働き続けることができそう」「移動時間が削減でき、自分の時間が増やせるので嬉しい」といった声が聞かれました。

一方で、出社の機会がある企業に対しても志望度が上がると答えた学生が半数を超えており、具体的には「志望度が上がる」が20.6%、さらに「どちらかと言えば志望度が上がる」が32.5%に達しました。学生たちからは、「出社したほうが、会社の雰囲気に早く慣れることができると思う」「同僚と対面でコミュニケーションをとり、関係構築したい」といった意見が寄せられています。また、ワーケーションに対する興味を持つ学生も多く、26.2%が「興味がある」と回答し、さらに26.6%が「どちらかと言えば興味がある」としています。これにより、半数以上の学生がこの新たな働き方に関心を持っていることが示されました。

アンケート調査の活用法

この調査結果は、ビジネスマン、法人経営者、マーケティング担当者にとって非常に重要な情報源となります。まず、企業の採用戦略を見直すきっかけにすることができます。特に、フルリモートや居住地自由の働き方に対して高い志望度を示す学生が多いことから、こうした働き方を推進する企業はより多くの優秀な人材を引き寄せる可能性があります。企業は柔軟な働き方を取り入れることで、若者の入職意欲を高める施策を検討すべきでしょう。

次に、出社の機会がある企業に対しても志望度が高い学生がいることを考慮することが重要です。これは、リモートワークと対面でのコミュニケーションのバランスを適切に持つ職場の環境が、いかに若手社員にとって魅力的であるかを示しています。したがって、完全にリモート化するのではなく、ハイブリッドの勤務体制を整えることが、従業員の満足度向上に寄与する可能性があります。

さらに、ワーケーションに興味が高い学生が多いことも注目すべき点です。企業はこのトレンドを意識し、ワーケーションを取り入れた制度やキャンペーンを行うことで、優秀な人材を引き寄せるだけでなく、既存の従業員のモチベーション向上にもつなげることが出来ます。

このように、この調査は企業にとって採用方針や働き方の戦略を再考する良い機会を提供しています。新しい世代のニーズを理解し、柔軟で多様な働き方を実現することが、今後の人材確保につながることを期待できます。

アンケート調査のプレスリリース本文はこちら
出典 PR TIMES

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