約1万人の利用者が回答した『電子コミックサービス』利用実態レポート┃「有料利用」は41.6% 昨年より課金利用者は微増傾向に(オリコン顧客満足度)

アンケート調査データ

  • アンケート調査名電子コミックサービス 利用実態
  • アンケート調査媒体インターネット調査
  • アンケート調査実施企業株式会社oricon ME
  • アンケート調査方法インターネット調査
  • アンケート調査対象者電子コミックを週に1回以上閲覧している人
  • アンケート調査人数9113人
  • アンケート調査設問数空欄問
  • 配信日2024年10月1日 14時00分

アンケート調査の概要

オリコン株式会社が行った「電子コミックサービス」に関する顧客満足度および利用実態調査は、2024年6月3日から6月17日までの期間中に実施されました。この調査は、インターネットを活用し、9,113人の電子コミックサービス利用者を対象に行われました。調査対象者は、性別や年齢を問わず、日本国内に住む15歳から79歳の人々であり、特に週に1回以上の頻度で電子コミックを閲覧している人を対象としました。試し読みは対象外とされています。調査では、利用者の課金状況や利用頻度、好きな作品など、さまざまなデータが収集されました。

調査結果の信頼性を担保するために、サンプル数は大規模であり、全国的なデモグラフィックに基づいて選定されているため、これにより多様な背景を持つ利用者の意見を反映しています。これにより、ビジネスマンや法人経営者、マーケティング担当者は、電子コミックサービスの現状や動向を把握し、戦略的な意思決定に役立てることができる情報を得ることが期待されています。

アンケート調査の結果

調査結果によると、電子コミックサービス利用者の41.6%が有料利用をしており、前年からの微増が確認されました。特に注目すべきは、20代と60代以上の利用者において有料利用者の割合が増加傾向にある点です。無料利用者の割合は61.4%から58.4%に減少しているため、有料化へのシフトが進んでいることが示唆されています。

また、約72%の利用者が複数のサービスを併用しており、特に無料利用者は4つ以上のサービスを利用する傾向が高い一方、有料利用者は1つのサービスに固定される場合が多いことがわかりました。月間最高課金額では、1,000円から2,000円未満が最も多く、71.8%の利用者が「読みたいマンガがあるときだけ都度購入」という形式を採用しています。購買形態については、クーポンやポイントを利用している利用者も多く、自分のペースでの購入を好む傾向が見られました。

さらに、「電子コミックサービスに求めること」として、最も重視されているのは「作品数の充実さ」であり、次いで「ジャンルの多様性」や「操作性(UIの良さ)」が挙げられています。このことは、現代の利用者が多様なコンテンツを求めており、それに応じて電子コミックサービスの提供者が工夫を凝らすべきことを示唆しています。調査では、好きなマンガ作品のランキングも発表されており、「ONE PIECE」や「SLAM DUNK」などが人気を集めています。

アンケート調査の活用法

調査結果は、ビジネスマン、法人経営者、マーケティング担当者にとって多くの示唆を与えます。例えば、課金利用者が微増傾向にあることから、これらの利用者をターゲットにしたマーケティング戦略が有効であると考えられます。具体的には、プロモーションを有料コンテンツにフォーカスすることで、新たな顧客を獲得する可能性があります。

また、複数サービスの併用が多いことが判明したため、競合他社との差別化を図ることが重要です。特に、作品数やジャンルの多様性を前面に押し出すことで、利用者の興味を引き付けることができます。電子コミックのUIの良さも求められているため、ユーザー体験の向上に注力することが、リピーターを生むカギとなります。

さらに、購買行動からは「都度購入」が主流であることが示されています。この点を踏まえれば、キャンペーンや期間限定のセールを実施することで、ユーザーの「今、読みたい」という気持ちを掴む施策が効果的だと言えます。クーポンやポイント制度の充実も利用者の購買意欲を高める要因となるため、戦略的に活用することが求められます。

全体的に、調査結果は電子コミックサービスにおける利用者のさまざまなニーズやトレンドを浮き彫りにしています。このようなデータをもとに、サービスを提供する企業は、柔軟に戦略を見直し、顧客満足度の向上を図ることが可能です。これにより、長期的なビジネスの成長を実現するための基盤を築くことができるでしょう。

アンケート調査のプレスリリース本文はこちら
出典 PR TIMES

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