【定員330名|横浜市内最大規模の認可保育所】横浜市鶴見区「總持寺保育園」にて“保育士の目線”を見える化した取り組み『まなざしプロジェクト』実施

アンケート調査データ

  • アンケート調査日2024/7/3
  • アンケート調査実施企業株式会社 明日香
  • アンケート調査方法ウェアラブルカメラを使用した動画撮影とフィードバック会議
  • アンケート調査対象者保育士
  • 配信日2024年10月11日 11時00分

アンケート調査の概要

今回の「まなざしプロジェクト」におけるアンケート調査は、保育士の研修や質の向上を目的として実施されました。具体的には、保育士がウェアラブルカメラを装着し、保育中の自分の目線を撮影した動画を基にしたフィードバック会議が行われました。このプロジェクトは、社員同士の経験共有や学び合いを促進し、保育の質を組織全体で向上させることを目指しています。

調査対象は、總持寺保育園に勤務する約60名の保育士で、特に動画撮影を行った保育士2名の体験について掘り下げました。アンケート内容には、自身の目線動画を見ての気づきや、他職員の目線動画の視聴を通して得た洞察、また撮影した動画の活用方法に関する質問が含まれていました。こういった取り組みにより、保育士間の意見交換が促進され、より良い保育環境の構築に向けた有益なデータが収集されました。

さらに、アンケート結果は、保育士の個々のスキルや知識を組織に還元し、より効率的な人材育成を実現するために活用されます。全体をまとめた結果、その成果がどのように保育の現場に影響を与えるかについても注目が集まっています。

アンケート調査の結果

アンケート調査の結果、保育士たちからは多くの気づきが得られました。具体的には、目線動画を通じて自己の保育スタイルや他者との連携の重要性に気づくことができたという意見が多く見られました。たとえば、1歳児クラスの保育士は、絵本をもっとゆっくり読むことを意識したいと述べており、また4歳児クラスの保育士は、他職員の動きを観察することで、子どもたちに安心感を与える環境作りの重要性を再確認することができたと報告しました。

加えて、他の職員の動画を見て、自身の保育を見直す良いきっかけになったという声が多数寄せられました。保育士は他人的視点からのフィードバックを得ることで、自身の技術やアプローチをブラッシュアップできると感じており、こうした自己改善の意欲が見受けられました。

このように、調査結果は保育士の意識向上やスキルの多様性に寄与しただけでなく、職員同士のコミュニケーションを活発にする要素ともなりました。さらに、保護者とのコミュニケーションの活性化や新入職員の研修における具体的な教材への応用が期待されています。

アンケート調査の活用法

アンケート調査で得られた結果は、以下の方法で活用される予定です。

  1. 研修プログラムの改善
    各保育士のフィードバックを基に、今後の研修プログラムがより効果的になるように改善されていきます。特に、新入職員に向けたプログラムでは、先輩保育士の実際の目線動画を教材として活用することで、具体的なスキルや意識を容易に伝えることができます。

  2. チームビルディングの強化
    異なる職員の目線動画を通じて、チーム内の連携や相互理解が深まります。保育士が各自の保育スタイルや意図を知ることで、より協力的な環境づくりが可能になります。特に大型園では、職員数が多いため、こうした連携を強化することが重要です。

  3. 保護者とのコミュニケーション
    保育士の目線動画を活用して、保護者向けに子どもたちの日常を紹介する機会を作ることが考えられます。これにより、保護者は自分の子どもがどのように過ごしているかを視覚的に理解することができ、信頼感を高めることにもつながります。

  4. 組織全体の質の向上
    各保育士の学びや気づきを組織全体に共有することで、保育の質が全体的に向上します。特に異なる年齢クラス間での情報共有により、個々の保育スタイルやアプローチの多様性が生まれ、各職員が自分に合ったスタイルを見つけやすくなります。

  5. 新しい採用戦略の構築
    保育の現場の魅力や職員のスキル向上を外部に発信する手段として、目線動画を活用することが考えられています。特に採用活動の一環として、就活生に対して職場の雰囲気や実際の保育の様子を伝える良いツールとなるでしょう。

このように、「まなざしプロジェクト」におけるアンケート調査は、単なる結果の収集にとどまらず、保育士の成長、チームの結束、保護者との関係構築など、幅広く活用される期待があります。今回得られた知見を基に、保育の質をさらに向上させるための継続的な取り組みが求められています。

アンケート調査のプレスリリース本文はこちら
出典 PR TIMES

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