アンケート調査データ
- アンケート調査名パートナーとの老後生活に向けた意識調査
- アンケート調査日2024/11/7
- アンケート調査媒体インターネット調査
- アンケート調査実施企業株式会社LIFULL senior
- アンケート調査方法インターネット調査
- アンケート調査対象者パートナーがいると回答した40歳以上の男女
- アンケート調査人数920人
- 配信日2024年11月15日 10時00分
アンケート調査の概要
株式会社LIFULL seniorは、11月22日の「いい夫婦の日」に合わせて、パートナーとの老後生活に向けた意識調査を実施しました。この調査は、40歳以上の配偶者やパートナーを持つ男女920名を対象に行われ、インターネットを通じて収集されたデータです。調査期間は2024年11月7日から8日までとなっており、老後に関する話し合いの有無や不安の具体的な内容、さらには老後の住居に関する希望について詳細に探求されています。調査の結果は、パートナーとのコミュニケーションの重要性や老後に対する具体的な考えを浮き彫りにしています。
アンケート調査の結果
調査結果によると、老後についてパートナーと何らかの形で話し合ったことがある人は58.3%に達しています。このうち、しっかり話し合ったと答えた人は11.8%、少し話し合ったとする人は46.5%です。老後に対する不安なトピックについては、1位が「健康・病気」(65.2%)、2位が「看病・介護」(43.3%)、3位が「生活資金」(42.9%)とされており、特に「健康・病気」においては実際に話し合っている人は45.3%で、19.9ポイントの差が存在しています。これからも示唆されるのは、老後に対しての不安が多い一方で、その重要トピックを夫婦間で積極的に話し合えていないという現実です。
また、76.8%の人が「できるだけ二人で長く暮らしたい」と望んでいるものの、老人ホームに一緒に入りたくないという意向も見られ、約半数が「入りたくない」と回答しています。この背景には、老後の生活が二人で共に過ごすものと考えながらも、生活環境の変化やそれに伴うストレスを避けたいという心理があると考えられます。さらに、介護については60.7%の人がプロの手を借りることを希望しており、自らが全てを担うことに対する不安を抱いていることも明らかになりました。
重要なポイントとして、男女の意見に差異が見られ、特に介護については女性が「別居」や「関係の解消」を望む割合が高く、対照的に男性はパートナーとの関係を維持したいとする傾向が強いことが確認されました。これは、老後生活のビジョンにおいても男女の意識の違いが色濃く反映されていると言えるでしょう。
アンケート調査の活用法
この調査結果は、法人やビジネスマン、マーケティング担当者にとってさまざまな形で活用することが可能です。まず、企業や団体が提供するサービスや商品を開発する際の参考資料として利用することができます。例えば、介護業界にいる企業は、この調査から得られた「パートナーの介護はプロの手を借りたい」という傾向をもとに、新たなサービス体系を構築することが期待されます。具体的には、介護に関する情報提供やカスタマイズされたプランを作成し、ニーズに合ったサービスを提供することができるでしょう。
また、老後や介護に関する啓発を目的としたセミナーやワークショップの開催においても、調査結果を基にしたコンテンツ作りを行うことができます。調査結果からは、今後の戦略として、老後に対しての不安を軽減する情報提供が求められていることが見受けられ、専門家を招いたセッションを通じて、参加者が現状の問題や対策を理解する助けとなります。
さらに、メディアやウェブメディアにおいても、調査結果を記事や特集として取り上げることができ、読者に対して老後生活についての理解や認識を深めてもらうことができます。特に「いい夫婦の日」というタイミングに合わせた内容であれば、多くの関心を集めることができるでしょう。
調査結果をマーケティング戦略に取り入れることで、ターゲットオーディエンスのニーズに応じた商品やサービスの開発を行い、より効果的な広告や宣伝を展開することが可能です。特に、老後に関心を持つ層に対しては、共感を呼び起こす内容でアプローチすることがキーとなります。
最後に、なにより大切な点は、調査結果をただのデータとして扱うのではなく、人々の日常生活に根づいた意味を持たせることです。老後の生活や介護に対する不安を軽減するためには、その背景にあるコミュニケーションの重要性を理解し、パートナーとの対話を促進することで、より安心できる生活を実現していく意義が見えてくるからです。
出典 PR TIMES