国民年金第3号被保険者、賛成派が73.7%。「社会保険加入有無にはこだわっていない」非正規雇用希望者40.4%

アンケート調査データ

  • アンケート調査名仕事探しに関するアンケート調査
  • アンケート調査日2024/8/1
  • アンケート調査媒体総合求人サイト『イーアイデム』
  • アンケート調査実施企業株式会社アイデム
  • アンケート調査方法インターネット調査
  • アンケート調査対象者総合求人サイト『イーアイデム』の会員で、2024年8月1日~8月31日の期間に『イーアイデム』から求人に応募した人
  • アンケート調査人数407人
  • アンケート調査設問数空欄問
  • 配信日2024年10月1日 14時00分

アンケート調査の概要

このアンケート調査は、株式会社アイデムが2024年8月に行ったもので、総合求人サイト『イーアイデム』を通じて求人に応募した会員を対象としています。調査の期間は2024年8月1日から8月31日まで、調査方法はインターネットを利用したものです。最終的に407名の有効回答が得られました。

調査の目的は、国民年金第3号被保険者制度に対する賛否や、非正規雇用希望者の社会保険に関する意識を把握することです。また、応募件数の目安や応募前の情報収集に関する傾向も確認されました。これにより、求職者の動向や社会保険に対する考え方を明らかにし、企業や人材採用に関する戦略の策定に役立てることを目的としています。

調査の結果は、社会保険加入の希望や国民年金制度の評価など、多くの重要な情報を提供しています。これにより、ビジネスマン、法人経営者、マーケティング担当者は、求職者の心理やニーズを理解し、人事戦略やマーケティング施策を見直すべきポイントを把握することができます。

アンケート調査の結果

この調査結果からはいくつかの重要な点が浮かび上がってきました。

まず、国民年金第3号被保険者制度についての賛否に関しては、賛成派が73.7%を占めており、なかでも「どちらかと言えば賛成」が44.2%、「賛成」が29.5%という結果になっています。一方で、「どちらかと言えば反対」が17.2%、「反対」が9.1%となり、多くの求職者がこの制度に対して肯定的な評価をしていることが伺えます。この結果は、特に女性層において反対意見が比較的多いことを示唆しています。女性は第3号被保険者の約99%を占めるため、彼女たちの収入や家族状況に基づく立場が漏れ落ちている可能性も考慮する必要があります。

次に、非正規雇用希望者の社会保険加入に関する意向が明らかになりました。調査では、40.4%が「社会保険加入有無にはこだわっていない」と答えたのに対し、37.0%は「社会保険に加入できる仕事につきたい」と回答しています。このデータは、非正規雇用の希望者において社会保険制度に対する意識が変化してきていることを示しており、年々社会保険が適用にならない職場を選ぶ人の割合が減少していることも大きな特徴です。

また、応募件数の目安については、「2~5件」が37.6%で最も多く、次に「良い条件であればすべて応募したい」が31.0%という結果が出ています。これは、求職者がより積極的に応募を行っていることを示しています。

最後に、応募前の情報収集についての結果では、「企業のホームページを探す」が45.2%と最も多く、次いで「複数の求人サイトで同じ企業の求人を探す」が28.3%、「企業の口コミを探す」が25.1%という結果が得られています。応募者の多くが、求人企業に関する情報を事前に収集している様子が伺え、特に正社員を希望する層では企業のホームページを重視する傾向が強いことがわかります。

アンケート調査の活用法

この調査結果は、ビジネスマンや法人経営者、マーケティング担当者にとって非常に価値のある情報を提供しています。具体的には、以下のような活用法が考えられます。

まず、企業の人事戦略においては、国民年金第3号被保険者制度に関する賛否の結果を参考にすることで、雇用条件や福利厚生の見直しが行えるでしょう。特に女性層の意見が多様であるため、女性スタッフのニーズに応じた制度の導入や改善、コミュニケーションが必要です。また、非正規雇用希望者の社会保険に対する意識が変化していることを踏まえ、非正規雇用者に向けた社会保険の適用や福利厚生の条件を明確にすることが求められます。

次に、マーケティング戦略においては、応募前に企業を調査する傾向を活用し、企業情報や社員の声を発信するマーケティングコンテンツを用意することが効果的です。求職者が企業に対してリサーチを行うことを考慮し、SNSやウェブサイトでの情報提供や、企業の文化、価値観をしっかり打ち出すことで、企業のブランディングを強化することができるでしょう。

さらに、応募件数の目安が2~5件という結果を踏まえ、求人広告や転職フェアなどで多くの良い条件を提示することが求職者の興味を引くポイントになります。求職者にとって魅力的な条件や環境を整備することで、より多くの応募者を集められる可能性が高まります。

最後に、求職者が求める情報をしっかり把握した上で、求人情報を改善することが重要です。企業のホームページや求人サイトでの見せ方、企業の風土や価値感を明確にすることで、応募者の信頼を得やすくなります。このような取り組みを行うことで、企業イメージを向上させ、優秀な人材を採用するための基盤を築くことに貢献できるでしょう。

今回の調査結果は、求職や採用に関する重要な指針となり、多くのビジネスマンや法人経営者が適切な戦略を立てるための手助けとなることを期待します。

アンケート調査のプレスリリース本文はこちら
出典 PR TIMES

関連記事

  1. 【2024年4月実施】【回答者数25,673名】「宝くじ」に関するアンケート調査結果

  2. トビラシステムズ 特殊詐欺・フィッシング詐欺に関するレポート(2024年9月)

  3. 約4割が「転職で年収が下がった」446名へ転職後の年収変動に関する調査を実施

  4. ホームパーティー検定と古都の器専門店【霽褻 haretoke】、こだわりの器でコラボ販売を本日開始

  5. <26卒>社長・経営者と学生がマッチングする就職イベント「WinC Audition」、福岡版を初開催

  6. 【終活、何をする?】実際に終活を行っている78.7%が「不用品処分をしている」

  7. 会計事務所白書2024 特別編「自計化に関する意識調査」公開

  8. 【電気代調査】電気代の平均相場は約半数が5,000円~10,000円

  9. 東京都港区のラボオフィス「CO-Do LABO」をリニューアルオープン