【調査】薬局に行かずに処方薬を配送受け取り 使ったことがあるのは19.8%

アンケート調査データ

  • アンケート調査日2024/8/22
  • アンケート調査媒体インターネット調査
  • アンケート調査実施企業株式会社アイブリッジ
  • アンケート調査方法インターネット調査
  • アンケート調査対象者20歳以上の男女
  • アンケート調査人数3000人
  • 配信日2024年10月8日 10時10分

アンケート調査の概要

この度、メセナメディカル株式会社が実施したアンケート調査は、医療のオンライン化の浸透状況を把握することを目的としています。調査は2024年8月22日から8月27日の間に行われ、対象は全国の20歳以上の男女3,000人です。調査手法はインターネットを利用しており、運営を担当したのは株式会社アイブリッジです。この調査の特徴として、薬の処方を受けている人の割合、処方薬の配送受け手段の利用率、その利用に対する障壁、オンライン服薬指導に関する認知度が含まれています。

調査のデータを通じて、調剤薬局のサービス利用に関する実態や、オンラインでの服薬指導に対する意識も測定されています。この結果は、オンライン診療や配送薬局利用の今後の発展において、どのように周知・理解を深めていくかを考察する上での重要な基礎データとなります。

アンケート調査の結果

調査結果によると、3,000人中47.2%が「現在、薬の処方を受けている」と回答しています。この数字は、特に年代によって異なる傾向が見られ、20代では36.2%、30代では33.4%、40代では32.5%、50代以上ではその割合が上昇し、60代で57.6%、70歳以上の層では79.0%が処方を受けているとのことです。このデータから、年齢が上がるにつれて薬の処方を受ける頻度が高まることが分かります。

次に、配送での処方薬受け取りを利用したことがある人の割合はわずか19.8%であり、すでに薬の処方を受けている方の中で257人が利用経験ありと回答しています。さらに、配送受け取りのサービスを知っているが使用していない人は45.3%に達し、多くの人がサービス自体についての認知不足を抱えていることが明表れています。また、配送サービスを知っていながらも利用しない理由としては、「必要性を感じないから」が最も多く挙げられ、次が「配送料が別にかかるから」であり、さらに「薬が届くまでに時間がかる」という理由も寄せられました。

興味深い点は、配送サービスを利用しない理由として「薬剤師からのアドバイスを受けたい」と考える人が少なくないことです。しかし、オンライン服薬指導サービスの認知度は約30%に過ぎないことが調査から分かりました。つまり、オンライン服薬指導の存在を知らない人が約7割に達しており、これがサービスを利用しない要因の一部であると考えられます。

アンケート調査の活用法

調査結果は、法人経営者やマーケティング担当者にとって非常に重要な情報を提供します。まずは、このデータを活用し、ターゲット市場の実態把握を進めましょう。例えば、配送による処方薬受け取りの認知度や利用率が低いことから、企業としては新たなマーケティング施策を検討する必要があるでしょう。

具体的には、配送サービスの周知と理解を深めるために、教育型のマーケティングやプロモーション活動を行うことが有効です。キャンペーンや説明会を設け、配送サービスの利点や実際の利用方法を詳しく伝えることで、利用者の参加を促進することが可能です。

さらに、オンライン服薬指導の重要性に気付かせるコンテンツを制作することも、マーケティング戦略に取り入れるべきです。「药剤師と自宅で相談を行うメリット」や「安心して医療を受けるための新しい選択肢」といったメッセージを発信することで、消費者意識を変える手助けをすることが期待できます。

また、調査結果を基に、オフラインとオンラインの融合によるサービス提供の検討も必要です。例えば、薬剤師との対面相談サービスをオンラインに導入することで、医療のアクセスを便利にするだけでなく、利用者にとっても満足度を高める施策となることがあります。

今後の保健医療業界の発展を考えると、こうした調査から得た知見をもとに、企業としてのサービス向上や医療の質の向上に貢献することが求められます。オンライン化や配送サービスに対する理解が深まることで、患者のニーズを的確に捉え、より良いサービス提供が可能になります。

アンケート調査のプレスリリース本文はこちら
出典 PR TIMES

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