近畿大学とイオンディライトによる実証実験を開始

アンケート調査データ

  • アンケート調査日2024/10/15
  • アンケート調査対象者学生,教職員
  • 配信日2024年10月8日 15時00分

アンケート調査の概要

近畿大学とイオンディライトが実施する実証実験は、働き方改革を進めるために労働者の生産性向上を目指す取り組みの一環です。この実証実験では、利用者の快適性と生産性向上を目指し、五感に刺激を与える様々な要素が組み込まれた空間を設計し、その効果を検証するためのアンケート調査が行われます。この調査の目的は、新たに設計された空間がどのように利用者に作用し、実際の生産性や快適性に寄与するのかを明らかにすることです。

実験は2024年10月15日から11月8日までの期間中に行われ、対象は近畿大学の学生や教職員となります。特に、学生が提案した「森林」をテーマにした空間が創造され、垂れ下がりフェイクグリーンや森の映像、人工芝などが使用されます。参加者には、アンケートに回答することで空間の使用感や生産性、快適性についてフィードバックを得ることが求められます。このフィードバックは、デザインの効果を科学的に検証するために重要なデータとして扱われます。

また、アンケート調査は、体験者が空間に入った際の感情や生理的反応を測定するためのデータ収集方法としても利用され、イヤホン型脳波収集デバイスを使用して生理データの分析と併せて行われる予定です。したがって、アンケート調査は単なる利用者の意見確認にとどまらず、具体的な生理的影響をも考慮に入れた多角的なアプローチを通じて実施されます。

アンケート調査の結果

実証実験が終了した後、アンケート調査の結果は2024年12月に発表される予定です。この結果の詳細は、五感に働きかける空間が利用者の生産性や快適性に与える影響を科学的に検証した上で分析されます。以下のような点が期待されます。

まず、実証実験によって利用者から得られたフィードバックを基に、その空間が特定の心理的、感情的な反応を引き起こすかどうかを評価します。例えば、映像や音、香りなどがどういった気分を作り出し、集中力や創造性にどのような影響があったかを検証します。これにより、利用者が「快適」と感じた要素と、「不快」と感じた要素が明らかになるでしょう。

次に、データ収集において脳波や心理指標の測定を行うことで、利用者がどのように空間内でストレスを感じたり、逆にリラックスしたりするかの因果関係を浮き彫りにします。これにより、五感による効果を数値化することが可能となります。

最後に、アンケート結果をもとに、これらの要素が生産性や快適性にどの程度寄与しているかを総合的に判断し、実際の効果を具体的な数字で示すことができるでしょう。この結果は、今後の空間づくりの指針として、より科学的根拠に基づくデザインへの応用が期待されます。

アンケート調査の活用法

得られたアンケート調査の結果は、さまざまな形で活用されることが想定されます。まず、具体的なデータとして、イオンディライトが提供する新たな内装デザインの提案に繋げることが重要です。生産性や快適性に関する具体的な指標が得られれば、それを基に設計が改善され、より効果的なワークプレイスの提供が可能となります。

例えば、特定の音や香りが生産性を向上させる要因として示された場合、イオンディライトはクライアントへの提案の中にその要素を組み込むことができます。また、特定の空間設計が「快適」と感じられた結果から、商業施設やオフィスビルの新たなデザインスタンダードを打ち立てることも考えられます。

さらに、アンケート調査によって得られた知見は、他の教育機関や企業へ事例としてプレゼンテーションすることができ、業界全体における意識の向上や、新たなサービスの創出にも寄与し得るでしょう。すなわち、調査結果は近畿大学やイオンディライトだけでなく、広範なマーケットにおいて影響を与える可能性を秘めています。

また、この実証実験を通じて得られた教訓は、今後の産学連携プロジェクトや研究においても重要な基盤となります。新しい手法やアイデアを生み出し、さらに持続可能な環境設計へとつなげることで、社会課題解決に向けた取り組みを進めることができます。このように、アンケート調査の結果は、実証実験を経て新たなビジネスチャンスを生む貴重な資源となり得るのです。

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出典 PR TIMES

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