【ファッションECサイトの利用実態】カートに入れてから購入をやめる理由、第3位「クーポンや割引が利用できなかった」第2位「カートに入れてから気が変わった」。第1位は?

アンケート調査データ

  • アンケート調査名ファッションECサイトの利用実態調査
  • アンケート調査媒体インターネット調査
  • アンケート調査実施企業株式会社シナブル
  • アンケート調査方法PRIZMAによるインターネット調査
  • アンケート調査対象者ECサイトでファッションアイテムの購入経験がある方
  • アンケート調査人数1007人
  • 配信日2024年10月30日 10時00分

アンケート調査の概要

株式会社シナブルが実施した「ファッションECサイト」の利用実態に関する調査は、2024年10月7日から10月8日の期間に行われました。この調査は、ECサイトでのファッションアイテム購入経験のある1,007人を対象にインターネットを通じて実施されました。調査方法にはPRIZMAのインターネット調査を利用しました。調査の目的は、ECサイトでの顧客の行動や購入に対する意識を把握し、どのような要素が購入に影響を及ぼすかを特定することです。

調査の内容は、ECサイトでの購入時に重視する要素、商品選びの迷いから購入をやめる理由、パーソナライズド提案に対する認知や影響、ECサイトの利便性についての意見を集めました。このデータに基づき、企業は消費者のニーズに基づいた対策を策定できる重要な情報を得ることを目指しています。

アンケート調査の結果

調査の結果、ECサイトでファッションアイテムを購入する際に重視される要素として、最も多い回答が「価格」であり、67%の回答者がこの点を重視すると答えました。この他にも、サイズやカラーの豊富さ(40.7%)、セールやクーポンの特典(38.4%)、商品の品質(37.1%)といったものでした。つまり、消費者はコストパフォーマンスを非常に重視しており、セール情報やクーポンの利用に高い関心を持っています。

また、商品選びで迷って購入をやめることがあるかという質問に対して、約9割の回答者が「よくある」または「ときどきある」と答えました。購入をやめる理由としては、「送料が高い(35.8%)」、「カートに入れた後に気が変わった(31.1%)」、「クーポンや割引が利用できなかった(28.5%)」ということが挙げられました。特に送料が購買決定に大きく影響することが示されています。

さらに、パーソナライズされた商品提案を受けたことがあるかという質問への回答は「ある」が35.4%、「ない」が64.6%でした。この結果から、多くの消費者がパーソナライズドサービスに接触していないことが浮かび上がります。しかし、パーソナライズド提案を受けた人の中で66.8%が実際に購入した経験があるということも分かりました。これは、パーソナライズされた提案が購買意欲にプラスの影響を与えることを示しています。

最後に、今後もECサイトでファッションアイテムを購入したいと思うかという質問に対して、約9割が「とても思う」または「やや思う」と回答しており、今後もECサイト利用が期待されています。また、その理由として「価格が安い(50.8%)」、「時間や場所を問わず購入できる(45.7%)」、「セールやクーポンが多い(41.0%)」が挙げられています。これらの結果は、消費者が求めるECサイトの特徴を浮き彫りにしています。特に、誕生月のクーポンや会員限定セールなどのサービスが求められていることも確認されました。

アンケート調査の活用法

この調査の結果は、ECサイト運営者にとって極めて価値のある情報です。消費者のニーズや行動パターンを理解することで、戦略的な意思決定が行えるようになります。以下は、具体的な活用方法です。

まず、価格に対する意識が高いことから、運営者は競争力のある価格設定を行う必要があります。戦略的な割引キャンペーンやセールを実施し、クーポンの提供を通じて、消費者の購買を促進することが重要でしょう。消費者が「送料が高い」と感じることが多いため、送料の無料化や明確な送料案内を行うことで、カート放棄を減少させることが期待できます。

次に、パーソナライズド提案の有効性を示すデータを基に、より多くの消費者に対してこのサービスを提供することが考えられます。商品推奨システムを強化し、顧客の購入履歴や閲覧履歴に基づいて関連商品を提案することで、購買を促進する効果が期待できます。また、セール情報やクーポン情報をタイムリーに提供することも、消費者の購買意欲を高めるための有効な手段です。

さらに、消費者が求める特典やサービスを取入れたECサイトの運営が重要になります。誕生月に特別な特典やクーポンを提供することで、消費者のロイヤリティを高める施策が有効です。また、会員限定のセールや、お気に入り商品の値下げ通知といった機能を強化することで、顧客の関心を持続させることができます。

このように、ECサイト運営者は調査結果を基に自社のサービスを強化し、消費者満足度の向上を図ることが求められています。消費者のニーズに合わせたサービスを提供することで、リピーターを増やし、売上の向上につなげることができるでしょう。ECサイトの競争が激化する中、顧客の行動や欲求をデータに基づいて分析し、適切な施策を打ち出すことが、成功の鍵となるのです。

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出典 PR TIMES

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